【豊臣兄弟 大河絵(豊臣兄弟絵)】第10話 戦国の妖怪たちが続々登場も…誰よりも格好良かった市の初陣

[ 2026年3月22日 17:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」大河絵・第10話 戦国の妖怪たちが続々登場も…誰よりも格好良かった市の初陣
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 俳優の仲野太賀(33)が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)は22日に第11話「本圀寺(ほんこくじ)の変」が放送される。先週はお市(宮崎あおい)の“初陣”と明智光秀(要潤)の登場が大きな話題に。放送ラストには曲者ぞろいの戦国武将たちも登場した。役者がそろい、いよいよ室町幕府から戦国時代へ風雲急を告げるような雰囲気がムンムンと漂った

 前回の第10話は「信長上洛」。信長(小栗旬)はついに美濃を攻略、半兵衛(菅田将暉)は藤吉郎(池松壮亮)の家臣となる。そんな中、足利義昭の使いとして明智光秀が信長を訪ねてくる。先の将軍を亡き者にした三好一族を討ち、上洛して義昭を将軍に擁立してほしいというのだ。申し出を承諾した信長は、上洛の妨げとなる浅井長政(中島歩)に妹の市を嫁がせ、和平を結ぶことに。市は嫁ぐ前に、あることを小一郎(仲野太賀)に頼む…という展開だった。

 今作はこれまで、濃姫は描かれず、信長と市の“兄妹の絆”が色濃く描かれてきた。弟・信勝との一件で人を信じることを捨て、孤独の道を選んだ信長の唯一のオアシス。また、市にとっても信長の存在こそが生きる意味…。そんな市が上洛のために嫁ぐ。

 「私も男に生まれたかった。さすれば、そなたのように兄とともに戦うことができたであろう。周りの男どもが元服し初陣を飾るたび、いつもうらやましく思うてきた…この婚礼は私の初陣じゃ!これほどめでたきことはない」

 市の初陣。その言葉に全ての思いが込められていた。気持ちに迷いはない。だが、やはり相手は気になる。その葛藤を表現した小一郎と勝家とのやりとり。「嘘から出た実(まこと)」「戯言じゃ」「いっそお前と一緒になる方が」…。市の言葉に、のちに夫婦となる“お市さま一筋”の勝家がしどろもどろになる姿は、裏の顔がありそうな雰囲気を漂わす義昭と光秀の登場で一時の平和から再び乱世へと向かう緊張感あふれる物語に素晴らしい“高低差”を与えた。

 強い覚悟を持って浅井家に嫁ぐ市を「どうかご武運を!」と粋な言葉で送り出した小一郎。そして、ラストに登場した松永久秀(竹中直人)、武田信玄(高嶋政伸)、上杉輝虎(工藤潤矢)、朝倉義景(鶴見辰吾)、長宗我部元親(磯部寛之)、荒木村重(トータス松本)ら戦国時代の猛者たち。信長の野望を取り巻くどんな男たちよりも、お市の「初陣」は凛々しく格好良かった。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)から始まり5年目。

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