ABCテレビ 「SANAE TOKEN」めぐり藤井聡氏の出演見合わせ「一部事実確認が取れていない」

[ 2026年3月7日 18:22 ]

ABCテレビ
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 ABCテレビは7日、情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜前9・30)を放送。レギュラー出演する元内閣官房参与で京都大学大学院教授の藤井聡氏の出演を見合わせたことを報告した。高市早苗首相の名前を冠した暗号資産(仮想通貨)「SANAE TOKEN(サナエトークン)」をめぐっての対応だという。

 「SANAE TOKEN」はYouTube番組「NoBrder」の事業の一環として先月25日に発行されたが、首相が関与を全面的に否定。運営者側はプロジェクトを中止した。首相の人気に便乗した不適切な事業だった可能性があり、金融庁は実態把握を進めている。

 番組主催者は事業家の溝口勇児氏。藤井氏もYouTubeチャンネルに出演している。

 アシスタントの同局の久保光代アナウンサーは「現時点では『SANAE TOKEN』自体や藤井聡先生との関連について一部事実確認が取れていないため、朝日放送テレビとしては、今回の放送において藤井聡先生の出演を見合わせることとなりました」と説明した。

 藤井氏は3日に自身のX(旧ツイッター)で、「当方は、『Japan Is Back』プロジェクトが、多様な政治的意見を集約し、それを政策形成の参考として届けるという趣旨の取り組みであるとの説明を受け、その趣旨に賛同し、ボランティアの形で無償で協力してまいりました」と説明。「トークンについては、当方はその発行・供給・販売に関与しておりませんが、アプリ内での活動(意見投稿など)に応じて付与されるデジタル資産との説明を受け、その趣旨に沿った発言をして参りました。しかし、実際にはアプリ内活動とは独立して発行され、発行時点で大量に外部市場へ供給されていたことについては、事後的に認識いたしました。名称に関しては、プロジェクト関係者に確認の上で協力をいたしましたが、高市総理ご本人が本トークンを承認されているとの説明を受けた事実はございません」と経緯を記した。

 「結果として、本件をめぐり様々な誤解や混乱を招いていることについては、重く受け止めております。当初の趣旨は多様な国民意見を集め、政策形成に資する取り組みにありましたが、政治と経済的仕組みが交差する領域においては、より一層の慎重さが求められるものであったと考えております」と反省。「投資や投機を推奨する趣旨ではなく、本件についても特定の経済的利益の獲得や取引を促す目的で関与した事実はありません」と主張し、「今後は、同様の案件についてより慎重に判断し、誤解が広がらぬよう、今後も誠実な説明に努めてまいります」と記した。

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