日テレ・杉原凜アナ 欽ちゃんに禁断のツッコミ 「達成感あります」

[ 2026年3月7日 10:00 ]

「9階のハギモトさん!」のセットで笑顔を見せる杉原凜アナウンサー
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 【牧 元一の孤人焦点】日本テレビの杉原凜アナウンサー(29)がBS日テレ「9階のハギモトさん!」で輝きを放っている。

 番組は昨年10月、コメディアンの萩本欽一(84)が「作りながら成長する番組」と唱え、スポンサーなしで開始。内容はニュース、ドキュメンタリー、バラエティー、クイズ、コントなど多岐にわたり、杉原アナは番組の進行を担うとともに、縦横無尽に語り続ける萩本に対して時に鋭くツッコミを入れる役割を果たしている。

 杉原アナはこう話す。

 「初めてのことばかりです。アナウンサーになって7年でスタジオやロケ、報道番組やスポーツ中継なども経験して来ましたが、この番組では応用が利きません。新人時代に戻ったかのような緊張感があって、自然に初心に返ります。スポンサーなしでゼロから始まった番組で私もゼロから学んでいます」

 現在、日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」などに出演中だが、「9階のハギモトさん!」の企画・演出を務める同局・田中裕樹さんから出演依頼を受けた。田中さんは起用理由について「『ZIP!』での“街録”を見て、この人と一緒に仕事がしたいと思いました。街録は大変な仕事なのに彼女はとても楽しそうにやっていて、萩本さんと作る新しい番組の世界にはまると感じました」と説明する。

 杉原アナはこう振り返る。

 「田中さんとアナウンス部長と三者面談しました。欽ちゃんと一緒に仕事をするなんて想像したこともなかったし、番組内容が全く決まっていなくてイメージも全くわきませんでしたが、直接オファーしてくれた田中さんの熱量がうれしかったです」

 萩本との初対面は新番組収録ではなく、1対1のインタビューだった。この模様はYouTubeの日テレNEWSのチャンネルで見ることができる。ここで萩本はコント55号結成時のことや初めての司会のこと、コメディアンになった理由など興味深い逸話を赤裸々に語っている。

 「お会いする前、もしかしたら怖い人かもしれないと思い、緊張していました。事前に『質問案を考えずに来てほしい』と言われていたので、初対面なのにアドリブで聞くことになったのですが、結果的にインタビューは3時間以上に及びました。大物なのにフレンドリーに話してくれて、気がつくと“欽ちゃん沼”にはまっていました」

 このインタビューの模様から既に2人の相性の良さが感じられる。

 そして迎えた新番組の初回収録。内容は「9階のハギモトさん!」に関するニュースを萩本とともに伝えるものだった。放送時間はわずか3分。田中さんからは「アナウンサーとして淡々と伝えて。ただ所々で欽ちゃんがアドリブで入って来ます。あまり編集をしないので、なるべく時間内に収めて」と指示を受けた。

 「とても3分では収まりません(笑)。欽ちゃんがたくさん話すので、どうしても7、8分はかかってしまう。それで10回くらい撮り直しをして、結局、3分番組の収録で90分くらいかかりました。途中で息が上がって、内心、いつまでやるの?どこがゴールなの?と思いました。でも、続けているうちにブラッシュアップされて、最後は納得のいく1本になりました。良い番組を作ろうという欽ちゃんの熱意が伝わって来て、この人について行こうという気持ちになりました。触れたことのない世界で、新鮮で、学ぶことが多いです」

 収録を重ねる中で萩本にうまくツッコミを入れられるようになった。萩本、田中さんから「ツッコミは大きな声で」「もっとずうずうしくやって」などと助言を受けていた。

 「私は先輩から『アナウンサーはツッコまなくていい』と教わって来たんです。芸人さんにツッコミを入れるのは相方さんやタレントさんたちで、アナウンサーがそれをやったら失礼になる。でも、欽ちゃんが『何でも来い!』という姿勢だったので、臆することなくやろうと決めて、このくらいなら大丈夫かな?と考えながらやっています。もし、うまくいっているように見えるのだとすれば、それは欽ちゃんがうまく受け止めてくれているからですが、褒めてもらうとうれしいし、達成感もあります」

 アナウンサーにとっては禁断とも言えるツッコミを見られることが「9階のハギモトさん!」の面白さのひとつでもある。

 かつて「視聴率100%男」と呼ばれた萩本は番組で多くのスターを生んできた。フジテレビ「欽ドン!良い子悪い子普通の子」から、ヒット曲「ハイスクールララバイ」(1981年)で知られる「イモ欽トリオ」が誕生し、テレビ朝日「欽ちゃんのどこまでやるの!」から、ヒット曲「もしも明日が…。」(83年)で知られる「わらべ」が生まれたことが顕著な例だ。

 「欽ちゃんは一般の方々の中に潜んでいる面白さを引き出す人です。『9階のハギモトさん!』も、私、わせいちゃん、繁盛おじさんと一般の人たちで作られている番組で、加わっている私には期待とプレッシャーがあります。でも、何より、祖母が欽ちゃんとの共演を『凄いね!』と喜んでくれたのがうれしくて、いま私はこの場所を楽しんでいます(笑)」

 番組は今年1月に第2期に入り、放送枠は3分から30分に拡大。次の放送はBS日テレで3月7日午後10時から。

 杉原凜アナの魅力をますます感じることができる。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) スポーツニッポン新聞社編集局文化社会部。テレビやラジオ、音楽、釣りなどを担当。

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