森永康平氏 2年ぶり実質GDP成長も…喜べない深刻な理由「初めの一歩みたいに、数字としては」

[ 2026年2月17日 19:48 ]

森永康平氏
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 経済アナリスト森永康平氏(41)が17日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に生出演し、日本の国内総生産(GDP)が2年ぶりにプラスになったことについて解説した。

 内閣府は16日、物価の変動を考慮した2025年の実質成長率が1.1%で、2年ぶりのプラス成長になったことを発表した。

 森永氏は「ヘッドラインでは、“2025年の日本経済は2年ぶりのプラス成長となりました”というふうに書いてある」と説明。「2年ぶりのプラス。ここだけを読むと、いいじゃんって感じると思うんですよね」と続けた。

 しかし、この数字の裏を読み解くため、別の数字を示した。「(GDPを)名目値で見ると、4.5%と書いてありますと。日本のGDPで4%台ってあんまり見ない数字なので、非常に高い数字には見えます」。その上で、「ただ、この名目というのは、物価が上がると勝手に伸びるんですよね」とも指摘した。名目値の成長と、実質成長の間に大きな差があり、「実質で見ると 1.1%ということで、それほど経済自体が成長したわけじゃないっていうのが分かる」と説明した。

 続いて、年間の個人消費額をコロナ前と比較した。昨年は308兆4298億円だったのに対し、コロナ前の19年は308兆6421億円。わずかながら減少しているという。

 こうした数字を挙げた上で、森永氏は「何が読み解けるかというと」と前置き。「物価が上がっているので、株価とか企業業績は上がっています。でも、株に投資していない人も、日本にはまだいっぱいいますし、賃上げが行われているといっても、大企業メインの話で、中小零細なんか全然上がっていないところが多い」と指摘した。

 貧富の差が少なく、1億総中流社会と言われていた格差のない構造から、変化が見られるという。「いよいよ日本も、いわゆるアメリカ的な…まだあそこまで強くないですけども。このままいってしまうと、ますます1%の富裕層が、99%の富を牛耳るみたいなことが、日本でも起こりかねない。そんな初めの一歩みたいなふうに、数字としては見えちゃう」と懸念した。

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