春風亭一之輔「早朝寄席」復活記念の一席「なかなかない貴重な場」

[ 2026年2月9日 05:10 ]

来場者に自らビラを配る春風亭一之輔
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 落語家の春風亭一之輔(48)が8日、東京・上野の鈴本演芸場で「早朝寄席」の復活記念特別公演に出演した。

 早朝寄席は落語協会の二つ目育成を目的に、昭和の終わり頃から2018年9月まで存在。週替わりで4人の二つ目落語家が出演してきた。15日から復活するのを記念し、一之輔、五明樓玉の輔(60)ら落語協会理事4人が公演。担ぎ売りのうどん屋と珍妙な客のやりとりを描いた「うどん屋」をトリで披露した一之輔は「鈴本演芸場で若手が20分以上高座でやるのはなかなかないことで貴重な場」と若手の研さんの場が戻ってきたことを歓迎した。

 午前9時半の開場を前に多くの人が列をなし、中には始発に乗って午前5時台から並ぶ人も。大雪と行列の長さを鑑みて、開場は大幅に前倒しされ、午前9時8分には満員札止めの大盛況。一之輔やもぎり担当の入船亭扇辰(61)ら出演者自ら、客を出迎えた。

 次の出演者のために高座の座布団をひっくり返したり、出演者を知らせる「めくり」の返し、出囃子(ばやし)の太鼓など、通常では前座が行う仕事を出演者自ら行うのが特徴。この日も高座を終えた真打ちが座布団をひっくり返すと、客席からは「おー!」と歓声が上がった。終演後は23年ぶりの早朝寄席出演だという古今亭菊之丞(53)が追い出しの太鼓を叩き、客を見送った。

 15日からの二つ目による本公演では、今秋に単独抜てきで真打ちに昇進する女性落語家の春風亭一花(39)らが出演。自らもかつて早朝寄席に出演していた一之輔は「“二つ目の頃から見ていたよ”と言っていただけるとありがたい。末永くごひいきに」と呼びかけた。若手がさらにしのぎを削り、スター輩出を目指す。 (前田 拓磨)

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