7限目のフルール・宮下裕萌、先輩の卒業と自らの未来 歌詞に重ねる“助走”の日々「どこの道に進んでも正解」

[ 2026年2月8日 07:30 ]

【画像・写真1枚目】7限目のフルール・宮下裕萌、先輩の卒業と自らの未来 歌詞に重ねる“助走”の日々「どこの道に進んでも正解」(撮影・清水 埜乃椛)
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 長野県佐久市の佐久長聖高校から生まれた学校公認アイドルグループ「7限目のフルール」(ナナフル)。3年間の活動の集大成となるベストアルバム「僕らが描いた物語」を手に、少しはにかみながらインタビューに応じてくれたのは、2年生メンバーの宮下裕萌(ゆめ)だ。ふんわりと落ち着いた雰囲気の中に、時折のぞくあどけない笑顔がかわいらしい。先輩たちの卒業を前に、彼女が紡ぐ“物語”の現在地に迫った。(「推し面」取材班)

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 「このアルバムを聴くと、曲ごとにそれぞれ違う思い出が蘇ります」。宮下は一つひとつ言葉を確かめるように、ゆっくりと語り始めた。「ファンの皆さんとの思い出だったり、MV撮影の時のことだったり…。いろんな思い出が、景色みたいに心に浮かびます。本当に、私たちが描いた物語が詰まっているアルバムだなって思います」その言葉通り、アルバムには元乃木坂46・若月佑美プロデュースの「キミはたからもの」や、卒業する先輩へ贈る「桜の影」など、メンバーが駆け抜けた青春のきらめきが凝縮されている。

 中でも、宮下が特別な思いを寄せるのが「キミはたからもの」だ。「この曲のテーマは『寄り添う』なんですけど、改めて『寄り添うって何だろう』って、深く考えるきっかけになりました」。そしてこの曲は、将来の道に迷っているという自身の心にも、優しく寄り添ってくれているという。「『遠回りでも それを助走と呼べば決して無駄じゃないよ』という歌詞があるんですけど…。今、将来のことですごく迷っている私にとって『どこの道に進んでも、それがあなたの正解だよ』って、背中を押してくれるお守りのような曲だなといつも思います」。見送る立場でありながら、自らもまた、いずれ訪れる未来を見つめている。その静かな葛藤に、歌詞の一節が確かな光を灯していた。

 宮下の魅力は、ステージでの豊かな表現力だ。特に「見てほしい」と、少しだけ声に力を込めるのが“表情”。「明るい曲やバラードなど、曲調に合わせて、歌詞に込められた思いをちゃんと理解しながら表情を作るように頑張っています」。その武器は、天性のものだけではない。自宅で歌詞をじっくりと読み込み、曲に込められた物語を自分の中で再構築する。時には「てぃんとん」のように、オリジナルの物語を考え、役を演じるように表情を作ることもあるという。「笑顔が得意なので、明るい曲では見ている皆さんも笑顔にできるような、とびっきりの笑顔を見てほしいです!」と、あどけなく笑った。そのかわいらしい笑顔の裏側には、人知れぬ努力が隠されている。

 2月と3月には、10人体制ラストライブ「君といた証」が東京・長野で開催される。先輩たちを送り出し、グループは新たな季節を迎える。宮下裕萌は、歌詞を道しるべに、迷いさえも“助走”に変えながら、今日もとびっきりの笑顔でステージに立つ。

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