ももいろの光が示した“私でよかったのかな”の答え――クマリデパート・桃々シオンが笑顔で歩む恩返しのアイドル道

[ 2026年2月2日 20:30 ]

【画像・写真3枚目】「♪ぼくはテディベア」歌える幸せ──クマリデパート・桃々シオン 新曲でかなえた“好き”と“努力”の共演(撮影・楓 フウカ)
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 ひとつの夢を、いったん手放したことがある。だからこそもう一度見つけたその光を簡単にはあきらめたくなかった――。6人組アイドルグループ「クマリデパート」の桃々シオンは昨夏加入した新メンバー。2月3日には新曲『クマった!釣られちゃった♡』をリリースし、新体制での歩みを加速させている。だがその裏には、ステージに戻るまでの葛藤やいくつもの小さな壁、それを乗り越えてきた日々があった。(「推し面」取材班)

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 高校時代は別のグループで活動していたが、環境の問題でやむなく離れることに。専門学校に進んだ後も「やっぱりアイドルがやりたい」という思いを抱き続け、約2年にわたってオーディションを探し続けた。そんな中で出合ったのが、クマリデパートだった。

 「“クマ”っていう名前にまず惹かれて調べてみたら、楽曲もパフォーマンスもキラキラしていて…。これだ!って思ったんです」

 合格を果たして迎えたお披露目ライブは、初めて“全員が知らない人”という客席を前にする緊張の場だった。「受け入れてもらえなくても仕方ない、って思いながら立っていました」

 だが、ステージから見えた景色が気持ちを変えた。「最初は知らない顔ばかりだったのに、少しずつ“桃色”のペンライトが見えてきて…。初めて見るはずの私の色を持ってくれてる人がいるって、すごく感動しました」。その日はうれしさと感謝を込めて、精いっぱいのレス(ファンサ)を返したという。

 活動を続ける中で、体調を崩して一時的にライブを離れた時期もある。声が出なくなり、思うように歌えなかった。ライブが当たり前ではないことを痛感し、復帰した際にメンバーやファンから「おかえり」と迎えられたことが、何よりも心に残った。

 技術面でも課題は多かった。中でもダンスは新メンバーの中で一番苦手という自覚があり、「頑張ってもできない自分」に落ち込む日も。「前のグループでは、覚えればなんとかなると思っていたんです。でも、思うようにできないことが続いて…。本当に私でよかったのかなって思ってしまいました」

 それでも先輩たちは根気強く教えてくれ、ファンも「不器用でも、ダンスが好きだよ」と声をかけてくれた。「急には上手くなれないけど、長く続けていけば恩返しができるかなって。不器用なりに地道にやっていこうと思えたんです」

 心の支えとなっているのが、「笑顔が好き」と言ってくれるファンの存在だ。「悲しいことがあっても、笑っていれば周りも安心するし、自分自身も前を向ける。笑顔って私にとってお守りみたいなものかもしれません」

 将来の夢を尋ねると、「もちろん大きな会場も目指したいけど、一番は“この6人でずっと続けること”」と迷いなく答えた。「メンバーが変わらず安定していることって、ファンの方にとっても安心だと思うんです。この6人でもっともっと一緒に成長していきたいです」

 “笑顔でいること”が、自分にできる一番の表現。何かを一気に変えることはできなくても、少しずつでも信じて続けていけばきっと届く。そんな歩みが今日もふんわりと優しい光をまとっている。

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