ABC社長 ナイトスクープの“ヤングケアラー”演出は「やらせに当たらない」事実にもとづいた構成と説明

[ 2026年1月30日 14:31 ]

会見したABCテレビ・今村俊昭社長
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 ABCテレビの今村俊昭社長(63)が30日、大阪市内の同局で会見を開いた。同局の人気番組「探偵!ナイトスクープ」(金曜後11・17)での炎上騒動をめぐり、番組の演出・編集について問われた。

 事の発端は23日放送の同番組。小学6年生からの「6人兄妹の長男を代わって」との依頼に応じ、「霜降り明星」せいやが、弟妹5人の世話や家事を日々手伝う長男に代わり6人の子の面倒をみた。

 同内容がネット上で物議を醸し、一家の両親に向け「育児放棄」「ヤングケアラー状態」などと批判が噴出。同局では番組公式サイトで異例の2度にわたる声明を発表し、家族への誹謗(ひぼう)中傷行為をやめるよう訴えた。

 2度目の声明では番組の演出・編集があったことも説明。 行き過ぎた演出を「やらせ」と評する声もあり、炎上は収まらず。1988年に始まり、高視聴率を誇ってきた関西を代表する大人気長寿バラエティーは、存続の危機まで叫ばれる事態となっている。

 今村社長は「今回のことは事実に基づいたもので構成されているので、ねつ造、やらせには当たらないと考えている」としたが、「こういったことを再構成する際に、世の中の関心事を視野にいれてしないと、受け止めが変わってしまう」と反省を語った。

 番組で取材した内容にそって演出したものとして、事実と異なる出来事を作り上げる「やらせ」とは違うと強調。「家族の関係性を十分伝えることができず、視聴者が実体と違う受け止めになり、ご家族に負担をかけたことは深く反省している」と説明された。

 局には300件あまりのメールや電話での苦情が寄せられたとした。

 同件をめぐり、ABCは25日、番組サイトに「取材対象者やご家族に対して、SNS等で強い批判や誹謗中傷が広がっている状況を重く受け止めています。取材対象者やご家族への誹謗中傷、詮索や接触は厳にお止めいただくようお願い申し上げます」と掲載。ヤングケアラーの社会的課題を認識する一方で、「家族の事情や日常のあり方は多様である」との考えを示した。

 26日にも再び声明を発表。番組内容は編集・構成上の演出によるものであると説明。番組側の演出が誤解を招く結果となったことを「深く反省しております」とし、取材対象者や家族への誹謗(ひぼう)中傷や詮索、接触をやめるよう訴えた。

 演出の詳細としては、普段は基本的に家にいて家事・育児を担当している父親が乳幼児を残して外出する場面、および当該VTRの最後に母親が、「米炊いて、7合」といった発言は番組の編集・構成上の演出と説明。また、長男の依頼文についても、「番組側と家族で内容を確認・相談したうえで、放送用に構成・改稿したもの」とした。

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