久米宏さん死去 名司会者、“物言う”キャスターとして、日本のテレビ史に足跡

[ 2026年1月13日 12:05 ]

久米宏さん
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 テレビ朝日「ニュースステーション」などに出演したフリーアナウンサーの久米宏(くめ・ひろし)さんが死去した。81歳。埼玉県出身。TBS「ぴったしカン・カン」や「ザ・ベストテン」など、各局の伝説的番組で司会を務めた。

 2020年6月に、最後のレギュラー番組「久米宏 ラジオなんですけど」(土曜後1・00)が終了。久米さんは「5年前くらいから、自分でもアレ?と思うような言い間違いが多い」などと肉体的に厳しくなったと理由を説明していた。24年には週刊誌のインタビューに応じ、近況として月に8~10本ほど映画を見ていることを明かしていた。週に2回ほど試写会にも足を運んでいるとも語っていた。「試写会に行くと、よくコメントを頼まれるので“事務所に連絡を頂ければお返事します”と言うのですが、実際にメールをくれるのは3人に1人ぐらい。映画会社の人は、調子のいい人が多いなぁと思ったり」と久米節を効かせていた。

 1967年に早大政経学部を卒業後、TBSに入社。「土曜ワイド」などラジオで頭角を現し、75年に「ぴったしカン・カン」の司会に起用され人気に。78年からは「ザ・ベストテン」で黒柳徹子との名コンビで司会を担当。翌79年に同局を退社し、フリーとして活躍。85年からは「ニュースステーション」(テレビ朝日)のキャスターを04年まで務めた。

 久米さんの“伝説”として知られているのが、04年3月の「ニュースステーション」最終回。自分で瓶ビールをグラスに注ぎ「自分へのご褒美」と、生放送中に酒を一気飲みするパフォーマンスが話題となった。

 また、85年4月にTBS「ザ・ベストテン」を降板する際にも「忙しすぎるため肉体的にも精神的にも休みたかった」などと、7分以上の時間を割いて番組内であいさつ。ともに司会を務めていた黒柳徹子や、番組に出演していた松田聖子がもらい泣き。最高視聴率41・9%の伝説の番組に別れを告げた。

 名司会者、“物言う”キャスターとして、日本のテレビ史に足跡を残した男が静かに旅立った。

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