落語家・昔昔亭桃太郎さんが敗血症のため死去 81歳 新作落語の名手の“寄席の爆笑王”

[ 2025年12月31日 10:52 ]

昔昔亭桃太郎さん
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 落語家の昔昔亭桃太郎(せきせきてい・ももたろう、本名・柳澤尚心=やなぎさわ・たかみ)さんが敗血症のため28日に死去したことが31日、落語芸術協会の公式サイトで発表された。81歳だった。葬儀は近親者にて執り行われたという。

 桃太郎さんは1945年生まれ、長野県出身。66年に春風亭柳昇に入門。80年に真打に昇進し、昔昔亭桃太郎となった。95年から2011年には社団法人落語芸術協会理事を務めた。独自の視点とユーモアで新作落語の名手として活躍した。石原裕次郎さんの大ファンで、「裕次郎物語」を得意とした。

 落語芸術協会は「落語芸術協会を牽引し続けたレジェンドが旅立ちました」と報告。「『結婚相談所』『裕次郎物語』『金満家族』など独自の視点や感性で描かれた新作落語を数多く生み出し、朴訥とした語り口と共に唯一無二の世界観を作り上げた新作落語の名手でした。“寄席の爆笑王”と呼ぶにふさわしく、高座に上がった瞬間に客席の空気を変えてしまうほどのキャラクター性、独特のマイペース感に愛嬌が同居した存在感はひときわ異彩を放ち、常に観客を笑いの渦に引き込みました」と桃太郎さんの功績をしのんだ。

 桃太郎さんは石原裕次郎さん、歌謡曲、巨人など自身の趣味を活かしたネタでもファンを楽しませた。「ネタを作ってしまうほどの裕次郎好き、巨人ファンとしての野球ネタ、ビートルズ好きとしての音楽談義、湯飲み茶碗を使った独特のギャグ、『ルイジアナ・ママ』を歌い他出演者を巻き込んでツイストを踊らせる余興など、その魅力は尽きることなく広く愛された師匠でした」と回想。「来春の六番弟子・昔昔亭喜太郎の真打昇進を楽しみにしていた中、この度の急逝が悔やまれてなりません」とした。

 最後の高座は12月13日の長野市内での落語会で、演目は「カラオケ病院」だったという。「謹んでご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

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