【べらぼう 大河絵(べらぼう絵)】最終回 最高の夢噺…最期は「へっ?」さらば、ありがた山の鳶がらす

[ 2025年12月21日 19:00 ]

べらぼう48
Photo By スポニチ

 俳優の横浜流星(29)が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・00)の最終回が14日に放送された。

 最終回は「蔦重栄華乃夢噺」。店を再開した蔦重(横浜流星)は、写楽絵を出し続け、更にその後、新たに和学の分野に手を広げたり、本屋として精力的に動いていた。しかし、ある日、蔦重は脚気の病に倒れてしまう。てい(橋本愛)や歌麿(染谷将太)たちが心配する中、病をおして政演(古川雄大)や重政(橋本淳)、南畝(桐谷健太)、喜三二(尾美としのり)ら仲間とともに作品を作り、書を以って世を耕し続ける。そして蔦重は、ある夜、不思議な夢を見て…という展開だった。

 蔦重らしい「べらぼう」な最期だった。

 多くの作品をともに世に出してきた多くの仲間たち、吉原の“家族”たち、そして妻・ていの腕に抱かれて…。息絶えそうな蔦重に届けとばかりに「俺たちは屁だ!あ、それ!へっ!へっ!へっ!へっ!へっ!…」の大合唱。大騒ぎの中、蔦重が声を絞り出す。

 「拍子木(の音が)…聞こえねえんだけど」

 その声を聞いた蔦重を中心に回りながら大合唱していたみんなの動きも掛け声もピタッと止まり…。

 「へっ?」

 そして、1年間聴きなれた拍子木の音が鳴り幕を閉じた。

 仲間たちが集結する前。ていと2人きりの時間。通夜、戒名…蔦重が心配するであろうすべての準備を整えているていにクスリと笑い、ていの「雨の日も風の日も、戯けきられたこと…日の本一のべらぼうにございました」の言葉に、生気を失いながらもうれしそうな表情を見せた蔦重。死期を悟り最後のプロデュースにまい進し、瀬川(小芝風花)の“今”を見届け、夢では九郎助稲荷(綾瀬はるか)とズッコケやりとり。ていと語らい、最後は多くの仲間たちに囲まれて旅立った。

 「あぁ、短い人生だっけど、こんな人生の終わり方ができたら…」。今年最後の大河絵打ち合わせで涙を流すオジサン編集者2人と、それを優しく見守る石井さん。終わってみればあっという間…。今年1年間も、べらぼう絵を見てくださり、応援の言葉もいただき、本当に「ありがた山でした!」。

 最終回の大河絵は、蔦重のさまざまな思いを胸に秘めた表情、そして頭の中を駆け巡ったであろう仲間たちを石井さんが描いた。「べらぼうデー」と銘打たれた総集編(後0・15~)が放送される29日には今回で大河4作品5作目となる「大河絵巻」で今年の石井さんの連載を締めます。「べらぼう」なキャラたち、艶やかな吉原が蘇る石井さんの「べらぼう絵巻」をどうぞお楽しみに。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)から始まり4年目。

「横浜流星」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2025年12月21日のニュース