激辛と梅とバラエティ──“ふわふわ”だけじゃない、Palette Parade・中野小陽の武器たち

[ 2025年12月3日 17:00 ]

【画像・写真3枚目】「高嶺の花じゃなくて、隣を歩きたい」――Palette Parade・中野小陽が「atelier」で抱きしめた等身大の痛みと光(撮影・山﨑悠楓)
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 7人組アイドルグループ「Palette Parade」(通称・パレパレ)の中野小陽が、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。第一印象は“ふわふわ”でも、その内側には激辛を平然と食べきるタフさと、梅マイスターの資格、そしてバラエティで前に出る度胸が同居している。Zeppワンマン達成、冠番組、アニメタイアップと飛躍を遂げた今、「停滞は嫌だ」と笑う5年目のアイドルは、いくつもの“武器”を携えて次のステージを見据えている。(「推し面」取材班)

【中野小陽②】「優しさはお前の強みだよ」

 メンバーの内面の変化に気づきやすいのは、幼い頃から「思いやり」を大切にしてきた中野ならでは。。

 「『あ、あの子は今こういう感じなのかな』って空気でなんとなく分かるような気がしていて、声をかけて大丈夫そうだったら、言葉をかけたり、LINEしたり、話す時間を作るようにしてます」

 ガツガツ踏み込むのではなく、少し距離を保ちながら寄り添う。前に出て歌い踊るアイドルであると同時に、チームメイトをそっと支える“裏方的な優しさ”も武器になっている。

 その一方で、この1年は「外の世界に見せる顔」も大きく変わった。初冠番組「ねぇねぇ、パレパレってなに!?」では、これまであまり前面に出してこなかったバラエティ要素が花開いた。

 「ファンの方から『パレパレってこんなバラエティできるんだ』って言っていただくことが多くて。今までそういう場面があまりなかったので、『実はお笑いもできるんだぞ』っていうのが伝わったのがうれしかったです。メンバーの個性もより出て、『あ、この子ってこういう性格なんだ』って知ってもらえたんじゃないかなって」

 本人も「第一印象は“ふわふわ”って言われるけど、実は“変わってる”“へんてこ”って言われることが多い」と苦笑する。その“へんてこな一面”が番組を通じて自然と表に出て、「小陽ちゃんってこういう感じなんだね」と新しい一面を知ってもらえたことを、素直に喜んでいる。

 度胸あふれる一面も見せた。街中でのアポなしで突撃するポスター貼り企画だ。グループ初期のチャレンジ企画では、「楽屋でずっと泣いてた」と振り返るほど人見知りだった。それが今では、「メンバーで一番行けます、自分」と胸を張る。

 テレビやアニメタイアップはグループの認知を押し上げる追い風になった。「純粋にライブを見てくださるファンの方が増えました。私たちのステージは最初、SEが流れているとき全員後ろを向いてるんですけど、そこから前を向いた瞬間に昔よりも見てくださる方が増えたなと思います」

 変化はステージ裏にも表れている。「お弁当が現場で出るようになりました。昔は出てなかったのに(苦笑)」。特に生誕祭では、各メンバーが自分の食べたいお弁当を選べるようにまでなった。

 「昔はそんなことなかったので、“自分が食べたいものを注文できる”っていうのは特別感があります。私は1月生まれなので、できるだけ高いものを頼もうと思ってます」と茶目っ気たっぷりに笑う。その“ちょっとしたランクアップ感”もまた、じわじわと広がる認知の証だ。

 そして見逃せないのが、個人としての“武器”の多さだ。得意分野のひとつが激辛。「本当にめっちゃ行けるんです」と胸を張る。さらに、梅好きが高じて取得した「梅マイスター(梅ソムリエ)」の資格も持つ。「今年はまだ“梅のお仕事”ができてないので、梅案件やりたいです」としっかりアピールも忘れない。

 バラエティ適性には、自分で気づき始めている。「自分、バラエティ行けるなって気づいちゃって。メンバーの中で一番リアクションできる自信あります」とドヤ顔。ふわふわなルックスからは想像できない激辛耐性と、梅の酸っぱさを語りだすオタク気質、そして自ら前に出るバラエティ力。その引き出しの多さこそ、“ふわふわだけじゃない中野小陽”を象徴している。

 グループにとって次の一歩が、12月31日にファイナルを迎える東名阪ツアーだ。「最近パレパレを知ってくださる方がどんどん増えていると思うので、まだワンマンに来たことがない方にもぜひ来てほしくて。もちろん、いつも応援してくれているファンの方とも思い出を作るツアーにしたいですし、今年は遠征が少なかったので、そういう意味でも“みんなで思い出を作るツアー”になったらいいなって思ってます」

 5周年イヤーについて尋ねると、迷いのない言葉が返ってきた。

 「憧れだったZeppも達成して、冠番組もやって、アニメタイアップをやるっていう目標も叶いました。次に何をやるかがすごく難しい年だと思うんですけど、“停滞”とか“現状維持”って言葉がなんだか嫌だなと感じるので、現状維持にならずに、どんどん着実に積み上げていく年にしたいなって思ってます。応援してくださる方を増やすのはもちろんですし、グループとしてのレベルも、着実に積み重ねて上げていける1年にしたいです」

 5周年ライブは、4周年で立ったZepp DiverCity (TOKYO)よりも大きい会場に立つことを見据える。豊洲PIT、TDCホール…。憧れの会場名が次々と出てきた。

 自分たちはこれからも上を目指せる。そんな手応えを得て、仲間たち、そして応援してくれる人々と一緒に、新たなステージへ走り始めている。

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