流行語大賞【トップ10一覧】エンタメ&政治ワード充実“節目の年” 特別賞に「ミスタープロ野球」

[ 2025年12月1日 14:00 ]

高市早苗首相(ロイター)

 今年話題になった言葉に贈られる自由国民社 現代用語の基礎知識 選 「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」の発表・表彰式が1日、都内で行われ、年間大賞に高市早苗首相(64)が自民党総裁選の勝利演説で表明した「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が選ばれたほか、ノミネート30語の中からトップ10が発表された。選考委員特別賞には、6月3日に89歳で死去した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督を表す「ミスタープロ野球」が選出された。

 1984年に創設され、毎年12月初めに発表。昨年までは生涯学習・通信講座「ユーキャン」が名称に入っていたが、今年から生命保険会社「T&D保険グループ」に変更。同社が特別協賛を開始したため。選考は「現代用語の基礎知識」編集部の調査による30のノミネートから、選考委員会が10語を選んだ。

 選考委員は神田伯山(講談師)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、パトリック・ハーラン(お笑い芸人)、室井滋氏(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長)、やくみつる氏(漫画家)、大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)。

 初めて選考委員に就任した神田は「あらゆるエンターテインメントよりも政治の動向そのものが、それを超える『エンタメ』のような群像劇を感じさせられました」とした上で「その他に映画の『国宝』や『鬼滅の刃』、さらに『ひょうろく』など純粋なエンタメの充実もあり、スポーツワード以外は充実の年と言えるでしょう」とコメント。

 辛酸なめ子氏は「2025年は節目の年だった」とし「『戦後80年/昭和100年』に史上初の『女性首相』が誕生」と振り返った。「『国宝』やヒット曲からのワードも話題になり、スポーツ系の言葉がないぶん文化系が強い年だったのかもしれません」と総評。

 パトリック・ハーランは「近年、日本の情報環境がどんなに多様化してきたかが流行語から伺えます」とした上で「我々数人の間でも今年流行ったものが結構バラバラだったし、ミャクミャクへの評価も様々!日本も日本語もますます面白くなっている気がします!」と力を込めた。

 室井氏は「私達国民の生活に余裕がなくなって来ているのが浮きぼりになった」としつつ「来年こそ、誰もが笑顔で話したくなる流行語がもっともっと登場しますように」と願いを込めた。

 やくみつる氏は、スポーツに関連するワードがノミネートされなかったこと触れ「そんな年に、発言のことごとくが流行語となっていた『ミスター・プロ野球』長嶋茂雄さんが亡くなった。ご本人とともに幾多の『長嶋語録』にも合掌」とスポーツ界のレジェンンドをしのんだ。

 大塚氏は「時代とともに言葉も労働環境も変わるものですが、ワークライフバランスは捨てるものではないはずです。閉塞感の漂う言葉もノミネートされた中で、現在のSNSの無秩序な状況を考えると『オールドメディア』ばかりを批判するのではなく、真実を見つめる目を養う必要がありそうです。言葉は時代をあらわします。戦後80年という区切りの今年がどんな年だったのかを振り返り、言葉をひろう作業を続けます」とまとめた。

トップ10は以下の通り(順位なし、並びは五十音順)
◆エッホエッホ
◆オールドメディア
◆緊急銃猟/クマ被害
◆国宝(観た)
◆古古古米
◆戦後80年/昭和100年
◆トランプ関税
◆二季
◆働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相【年間大賞】
◆ミャクミャク

【選考委員特別賞】
◆ミスタープロ野球

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2025年12月1日のニュース