清原博弁護士 知床遊覧船沈没で弁護側の無罪主張を解説「被告に責任取らせる根拠はないんじゃ…と」

[ 2025年11月12日 15:34 ]

清原博弁護士

 国際弁護士の清原博氏が12日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、北海道知床半島沖で22年4月、遊覧船が沈没して乗客、乗員26人が死亡、行方不明になった事故で、弁護側の主張について見解を語った。

 乗客・乗員20人が死亡、6人が行方不明となっているこの事故で、業務上過失致死に問われた運行会社社長の桂田精一被告(62)はこの日、釧路地裁で開かれた初公判で、「罪が成立するか分からない」と述べ、「裁判の中で話すべきことを誠実に説明する」とした。弁護側は無罪を主張した。

 裁判の争点について清原氏は「桂田被告に落ち度があったかということ」とし、「落ち度というのは、船が沈没して亡くなるということをあらかじめ予想できたのに、十分に配慮せずに運行したということで、落ち度が認められる。そうすると桂田本人が果たして、この状態で船を出したら沈没するという予測はできたのか」と解説した。

 運輸安全委員会による事故調査報告書によると、船は船首甲板のハッチが確実に閉まらない状態で出航。波と風で強まる悪天候でハッチが開き、流入した海水でエンジンが停止したことが沈没の主な原因とされた。問題のハッチは、事故の直前に検査を通っていたという話もある。清原氏は「弁護側の主張としてはそこをかなり大きく主張していると思う」と、弁護側が訴えている点を説明。船の沈没は気象条件よりも、ハッチに不具合があったことが原因だとし、「不具合を桂田被告が知っていたかということですけど、ハッチは事故の3日前に検査を受け、検査機関から船は問題ありませんよと合格が出ている」と、情報を整理した。

 その上で、「不具合が問題なんだから、そのことについて桂田被告が何も知らない以上は、ハッチの不具合が理由で沈没するなんて理由もあらかじめ予測することはできなかったでしょう。予測できないんだったら、結果は重大だけど、桂田被告に落ち度があると言って責任を取らせる根拠はないんじゃないですか?―というのが、弁護側の主張」と説明した。

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