高須克弥氏、人生は「劇場」100億円借金、全身がん…波乱80歳の「変わらない」生き方「ただ踊るだけ」

[ 2025年11月7日 07:15 ]

高須克弥氏
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 美容外科医で「高須クリニック」院長の高須克弥氏(80)が10月8日に刊行した「高須の遺言」(講談社)には、100億円の借金、仲間からの裏切りなど自身の“激動の半生”が描かれている。2014年にガンを発病してから約11年。現在、全身ガンで闘病中の高須に本作に込めた思いや軽やかな人生観を聞いた。(那須 日向子)

 クリニック院長、浄土真宗(真宗大谷派)僧侶、タレント、芸人、馬主、フリーメイソン…多岐に渡る肩書を持つ高須氏。文筆家としてもこれまで数々の著作を世に放ってきた。「遺言」と銘打たれた最新作はこれまでの作品とどう違うのか。すると高須氏は「何も変わっていませんよ」と晴れやかに笑う。

 では、伝え続ける一貫したメッセージとは何か。すると「人生劇場」という言葉をさらりと口にした。「一生というのは、劇場だと思うんです。生きている間、舞台の上で面白く演技ができるのが楽しい。もうこれで終わりかなと思ったら、また次、次の章がある」

 「高須の遺言」では100億円の借金、仲間の裏切り、愛する妻・高須シヅ氏との別れ、現在のパートナーで漫画家の西原理恵子氏との出会いなどまさに波乱万丈のエピソードがこれでもかと描かれている。

 「これで終わりかなと思ったら、もう一度復活があって。次に借金ができて、これでダメかなと思ったら完済できて…。次々と、これで終わりかなと思っているところに、また新しい状況が出てきてくるんです。次は何をやりますか?ってよく聞かれるけど、何もやることもない。僕はただ神様が作った舞台の上で踊っているだけのことですから。次にはどういう台本が来るかな?という楽しみみたいなもんで、自分で何かやろうと思ったことはないです」

 14年にはがんを発症し、今も闘病中だ。ところががんになっても人生観は「何も変わっていません」と繰り返す。「別にがんになっても、ならなくても僕の生活は変わりません。それに、がんになったから寿命が短くなるわけではなく、がんになっても長生きしている人もいるし、がんにならなくても早く亡くなった人もいる。がんになるとみんなは凄く苦しんで、早く死んじゃうと思っていますけど、そんなことないでしょう」と、ひょうひょうとした口調で話す。

 「闘病といっても、がん細胞をやっつける最新の機械や手術が出てくると、やってみようかと言ってやってみる。それが効いたり効かなかったりしているだけで、本当にいろんなことを試しているんです。結構、それが、僕の楽しみでもあるんですよ。自分の体を使って人体実験するのは合法な上にみんなにほめてもらえますから(笑い)」

 「遺言」と冠する通り集大成となるような本作だが、読者へは「読んでもタメにならんぞ」とニヤリ。しかし本作の印税は「全部、台湾の災害に寄付します」と明かす。実は「高須克彌記念財団」、「かっちゃん基金」など財団を次々と立ち上げ社会貢献活動も行う篤志家の肩書も持つ。

 「税金払うぐらいだったら、そっくりそのままみんなにあげて喜んでもらった方がうれしいもん」。一つの肩書にとどまらない80歳。次の“舞台”には何が待ち受けているのだろうか。

 ◇高須克弥(たかす・かつや)1945年1月22日生まれ、愛知県出身の80歳。昭和大学(現・昭和医科大学)医学部医学科卒業。同大学大学院医学研究科博士課程修了。美容医療の第一人者として、1976年に「高須クリニック」を開院。以降、中国・韓国などアジア諸国を中心に講演活動にも従事。“生涯現役”を宣言しており、現在も「銀座高須クリニック」の現場に立ち続けている。

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