舞台魂(2) 森田剛主演舞台「ヴォイツェック」 仲間を信じ、心を体現

[ 2025年10月13日 18:10 ]

舞台「ヴォイツェック」で洗濯洗剤を浴びる森田剛(撮影:細野晋司)
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 俳優の森田剛(46)が主演舞台「ヴォイツェック」でこん身の演技を見せている。幼少期のトラウマや孤独。心が壊れていく様子を全身で表現。劇場をどよめかせている。(レポート:西村 綾乃)

 物語の舞台は、1981年のドイツ・ベルリン。軍事占領下の緊張が渦巻く街で生きるイギリス人兵士・ヴォイツェックを演じている。

 愛する妻子のため、貧しい生活から抜け出そうと参加した薬物試験により精神が崩壊。幼少期に受けた虐待によるトラウマ、孤独、裏切り。抱え込んだ苦しみを吐露する場面は胸を打つ。

 森田は舞台の稽古中、演出家の小川絵梨子氏から「一緒にやっている仲間を信じること。自分では何もせず、相手に委ねる」とアドバイスを受けたという。

 失意から、操り人形のようになった森田は、“心が追いつかない”というその孤独な状況を、言葉ではなく、他者との関係性をいかして体現して見せた。

 緊張感漂う空気から一転。繰り返されるカーテンコールの中で、安堵の表情を見せた森田の表情が印象的だった。

 福岡、兵庫、愛知を巡り、11月7~16日にリターン公演として、再び東京芸術劇場プレイハウスで上演される。

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