「あんぱん」最終回“後パブ”も手厚く 高知に松嶋菜々子「毒舌ないと物足りなさも(笑)」香美市長も感謝

[ 2025年9月26日 20:00 ]

(左から)柳川強監督、松嶋菜々子、中園ミホ氏(C)NHK
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 女優の今田美桜(28)がヒロイン、俳優の北村匠海(27)が夫役を務めたNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は26日、本編最終回(第130回)を迎え、完結した。同日、ドラマの舞台となった高知・高知県立県民文化ホール(高知市)で「『あんぱん』最終回を見る会」が開催され、登美子役を好演した女優の松嶋菜々子(51)、脚本の中園ミホ氏、チーフ演出の柳川強監督が登壇した。応募数は約4400件、当選倍率は約6・3倍。地元は熱狂に包まれた。

 今田は最終回直後の同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)に生出演。朝ドラヒロインが最終回オンエア直後に生出演するのは、番組史上初となった。高知のイベントも、お昼の再放送(後0・45)の後に開催。リアルタイム視聴だけでなく、見逃し配信視聴につなげるため、“後パブ”(事後広報)にも力が入った。

 ▼松嶋菜々子 今田美桜さんには「1年間、本当にお疲れさまでした」という思いでいっぱいです。現場では、いつも明るく頼りがいのあるヒロインだったので、安心して見守っていました。登美子のストレートな発言は役柄として必要なもので、どの台詞も迷わず、気持ちよく言い切ることができました。中園さんが描かれるキャラクターは、言いたいことをズバッと口にするハッキリした人物が多いので、登美子が毒舌を吐かない場面では少し物足りなさを感じることもありました(笑)。間違っていると思えばオブラートに包まず発言する点は、のぶさんとも重なる部分でしたし、嵩が母親に似た人を好きになるという細やかな演出も、とても好きでした。最終週まで登美子を演じることができて、本当にうれしかったです。

 ▼中園ミホ氏 最終回については、やなせたかしさんのエッセイの中で書かれている言葉をたくさん散りばめていて、のぶが新聞記者のインタビューに答えているシーンも、暢さんの言葉そのものです。やなせ夫妻は、本当にドラマで演じられたような夫婦だったんじゃないかなと思っています。やなせたかしさんの作品は、みんなが知っている優しい言葉を使っていますが、この作品を描いてやっと言葉の奥にある深い感情が分かった気がしました。「アンパンマン」が体現するメッセージは、すべて“やなせ哲学”だと思っています。この作品を見てくださった多くの人たちに知ってもらえたらと願っています。そして、ひとかけらのパンを待っている子どもたちのことを考えていただけたら、うれしいです。

 ▼柳川強エグゼクティブ・ディレクター 高知の皆さんの熱狂を感じつつ、最終回を見ることができました。色々な想像力を最終回の最後の青空に託しました。高知で見ると、高知の空にアンパンマンが飛んでいる感じがしました。のぶと嵩が話す8分を超えるシーンに関しては、本番1回で撮りました。芝居を固めるのが嫌で、リハーサルもしませんでしたが、今田美桜さんと北村匠海さんと相談したところ、お二人とも「リハーサルはなしでいい」ということでした。本番1発勝負の方が、緊張感もあり、2人も1年間のぶと嵩として暮らしてきた思いも出てくるので、このような撮影にしました。

 「アンパンマンミュージアム」がある香美市の依光晃一郎市長は「香美市にとりまして『あんぱん』は、奇跡のドラマでした。やなせたかし先生の人生を、多くの方に知っていただくことができました。今後とも、ふるさと香美市として、やなせ先生の作品を大切に伝えていきます。香美市を一つにしてくれたドラマに感謝です」とコメントした。

 「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、戦争に翻弄されながら激動の時代を生き抜き、「逆転しない正義」にたどり着く柳井夫妻、のぶと嵩の軌跡を描いた。

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