「君がいたから 僕でいられた」——NEO JAPONISM滝沢ひなの ファンと肩を組んで歌う「Never fade away」の色あせない力

[ 2025年9月23日 12:00 ]

【画像・写真1枚目】「君がいたから 僕でいられた」——NEO JAPONISM滝沢ひなの ファンと肩を組んで歌う「Never fade away」の色あせない力(撮影・泉なお)
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 7人組アイドルグループ「NEO JAPONISM」(ネオジャポニズム)の滝沢ひなのが、新作EP「NON LABEL」について、都内でソロインタビューに応じた。滝沢が作詞・作曲に携わった共作曲「Never fade away」は、彼女にとってもファンにとっても、特別な1曲になっている。(「推し面」取材班)

 ♪Lalala いつまでも Lalala うたうよ——

 そのパートが始まると、どこからともなく肩を組む動きが広がる。年齢も、立場も、歩んできた人生もバラバラな者同士が、肩を寄せ合い、声を重ねて歌う。とっくに忘れかけてた青臭さが蘇ったような、涙を拭うのも忘れたような横顔が、暗転した会場の中に浮かぶ。

 誰にも言えなかった不安、眠れなかった夜、自分が何者か分からなくなるような孤独。そんな時間を、それでも生きてきた“君”と“僕”に向けて、この曲は静かに手を差し伸べてくれる。

 「実は、たまたま出来上がった曲だったんです」。Hayato Yamamoto氏と詞曲を共作した経緯について、滝沢は驚きの事実を語り始めた。

 ある日、電車に揺られている最中、プロデューサーから「これボツになるかもだけど、一旦歌えるようにしておいてほしい」とLINEのメッセージと一緒にデモ音源が送られてきた。すぐに再生して心を撃ち抜かれた。

 「鳥肌が止まらないくらい良い曲で、ボツにするなんてもったいない。初めは“これをHayatoさんと共作するんや”って舞い上がりました。でも、元々いい曲だから、自分なんかがそれを塗り替えてしまうのは申し訳ない。中途半端にいじるぐらいなら、全然違うメロディーにしたいと考えて提出しました」

 ところが、思わぬ新事実が判明する。そもそも共作を予定しなかった曲を受け取ってしまっていた。「でも、みんなで話し合ううちに“なんかいいね”という方向になって、共作として完成しました」

 これまで何度も自作曲を担ってきた滝沢にとって最も悩んだのは歌詞だった。共作だからこそ、どこまで自分らしさを入れていいのか自答を重ねて言葉を紡いだ。そしてHayato氏が滝沢らしさを巧みに引き出しながら組み立てていった。

 「Never fade away」にも反映された滝沢らしい「君」と「僕」の詞世界。短いながらも深く凝縮されている。

 ♪君がいたから 僕でいられた――

 滝沢は言う。「この歌には、2つの受け取り方があると思うんです。1つは、大切な人や“推しメン”の存在が自分を支えてくれたという感謝の気持ち。もう1つは、これまで自分自身が頑張ってきたから今の自分がある、という自己肯定感。この歌の感想を皆さんに聞いてみると、この2つのどちらかに思い当たるんだと思っていて。私から特に『こう思ってほしい』と言うことはなく、この瞬間、この曲を一緒に歌って、楽しいと感じてもらえたらそれが一番だと思っています」

 誰かのおかげでここまで来られたという気持ち。ここまで頑張ってきた自分を認めてあげたいという気持ち。「どっちも本音だと思うんです」

 ライブで披露されると、初めて来た観客も ♪Lalala いつまでも Lalala うたうよ—— と自然と口ずさむ。「簡単な歌詞でよかったのかな」と迷った時期もあったが、いま、目の前で泣きながら一緒に歌う人たちが、その答えを教えてくれている。

 “君”が何者でもなかった日々、“僕”が何者かになりたかった時間。そのすべてを受け止めるように、歌声は会場に響き渡る。

 この曲は、「誰かのために」と「自分自身のために」の両方を抱えながら、自分と向き合う歌だ。そしてその想いが、NEO JAPONISMのライブという“居場所”で、聴く人それぞれの物語と重なっていく。

 「Never fade away」。それは、誰かとつながった記憶も、心が揺れたあの瞬間も、決して色あせないということを教えてくれる。

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