【べらぼう 大河絵(べらぼう絵)】第34話 さらば意次――蔦重の「最後の田沼一派」の言葉に儚き笑み

[ 2025年9月14日 19:20 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「べらぼう」大河絵第34話 さらば意次――蔦重の「最後の田沼一派」の言葉に儚き笑み
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 俳優の横浜流星(28)が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・00)の第35話が14日に放送される。前週の放送でついに田沼意次(渡辺謙)が退場。誰袖(福原遥)はまさかのナレーションで…。衝撃の節目回となった。

 前回の第34話は「ありがた山とかたじけ茄子(なすび)」。老中首座に就いた定信(井上祐貴)は厳しい統制を始める。処罰の危機にあった南畝(桐谷健太)は、絶筆を宣言。蔦重(横浜流星)はある決意で意次の屋敷を訪れる…という展開だった。

 がらりと世の中が変わる転換期。新たに老中首座となった松平定信(井上祐貴)は田沼政治を完全否定し、質素倹約を前面に押し出す。世の中は田沼時代への不満もあり肯定的。だが蔦重は受け入れられなかった。

 耕書堂に集う蔦重の仲間たち。“死ぬまで真面目に働き続け、遊ばずに贅沢もするな”。そんな定信の政治に「書をもってその流れに抗いたい」と訴える。賛成する者、権力に不安を表明する者…戸惑いと賛成の声が交錯するが、最後には「屁!屁!屁!…」と踊り団結した。

 そして田沼を訪ねた蔦重は、意次と十代将軍・家治がつくった世の中を懐かしみ「最後の田沼様の一派として」定信の世に抗うと伝える。それを伝え聞いた意次は、自分を貶めることになっても蔦重の道を突き進めとほほ笑む。その表情は、蔦重への感謝と、自分の時代の終わりを悟ったように見えた。

 さらば、意次――。オジサン編集者2人は感傷に浸り、石井さんに田沼のラストをお願い。快諾を受け「ありがた山」「かたじけ茄子」とつぶやいた。

 第35話は「間違凧文武二道(まちがいだこぶんぶのふたみち)」。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)から始まり4年目。

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