橋幸夫さん通夜 認知症公表までの経緯、夢グループ社長明かす「社長、俺、人に迷惑かけてるのかなあと」

[ 2025年9月9日 18:46 ]

橋幸夫さんの遺影(撮影・会津 智海)
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 4日に肺炎のため82歳で亡くなった歌手の橋幸夫(はし・ゆきお、本名幸男=ゆきお)さんの通夜が9日、東京都文京区の無量山傳通院で営まれた。

 葬儀委員長を務めた夢グループ・石田重廣社長はあいさつの中で、5月に橋さんがアルツハイマー型認知症を患っていることを公表した際のやりとりを明かした。

 「大阪の会場で思うように歌も歌えない、話もできない。そして夜の部、僕のところに来て立ち上がって。橋さんが僕に“社長、俺、人に迷惑かけてるのかなあ。俺、そんな迷惑かけてるならば、しばらく休みたい”とおっしゃったんです。その時の橋さんの顔は本当に辛い顔でした。でも僕は橋さんに言ったんです。“休まさないよ”と。“橋さんは死ぬまで歌を歌って頑張るって言ったじゃないか。休みっていうのは絶対にさせない”と。橋さんは僕の顔を見てニコニコしながら“ありがとう、社長”と言ってくれた時、本当に僕はうれしくなって、そして決断しました。すぐ多くのマスコミに発表しました」と振り返った。

 さらに、発表翌日のやりとりとして、「橋さんは僕にこうおっしゃったんです。“社長、なんか昨日俺と社長、いっぱいテレビに出てるんだけどね”と。“橋さん、ごめんね。自分、発表しちゃったんだ”と。橋さんは“いいよ、俺一生懸命歌うから大丈夫だよ”と言ってくれました」と橋さんの言葉を明かした。

 橋さんの最後のステージとなった、6月の滋賀公演。「橋さんと一緒に“お米の新米を販売しよう”と言って。新米を石巻を中心とした農家の方が600キロも送っていただいて、2人でロビーに出て売りました。でもその時は橋さんもう力がなかなかなく、車椅子で立ち上がることも、話もできないだろうと。ステージでは歌を歌ってくれたけれど、ロビーでは話はできないだろうという気持ちで僕は橋さんをかばいました」と回想。

 「でもそんな中で、橋さん、すごかったですよね。本当にすごかった。なんと急に立ち上がって、こんなことをおっしゃったんです。“命ある限り、パワーを持って、百戦錬磨で頑張るんだ”と。その次が“皆さん、応援してるよ”と。すごいなと思いました」と語った。
 

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