フラワーカンパニーズ インディーズでも歩み止めず“生きててよかった”10年ぶり武道館ライブ

[ 2025年8月14日 05:04 ]

ライブハウスで年間50本以上のライブを行うフラワーカンパニーズ
Photo By スポニチ

 4人組ロックバンド「フラワーカンパニーズ」が、9月20日に10年ぶりの日本武道館ライブを行う。結成30年を超えるインディーズバンドによる武道館公演は極めて異例。ベースのグレートマエカワ(55)は「もう一度あの景色を見たかった」と武道館に戻る理由を語る。ボーカルの鈴木圭介(56)は「昔のファンの人も楽しみにしてくれているので、同窓会のような気持ちでやりたい」と心待ちにしている。

 1989年に結成して以来、メンバーの脱退も変更も長期の活動休止もしたことがない。日本のロックシーンでは、87年結成のスピッツと並び希有(けう)なバンドだ。

 最大の危機は2001年だった。メジャーレーベルとの契約が終了。マエカワは「さすがに途方に暮れました。どうしたらいいか、みんなの意思を確認する必要があった」と振り返る。しかし、誰も辞めると言わなかった。ドラムのミスター小西(55)は「メジャー契約のためにバンドやってたわけじゃないから」、ギターの竹安堅一(55)は「もっとギターを弾いていたかった」。鈴木は「ここで終わるわけにはいかない」と強い気持ちを吐露した。

 スタッフは格段に減り、ライブの動員も激減したが、インディーズになると思わぬ発見もあった。マエカワは言う。「スタッフは減ったけど自分たちでやればお金はこれだけ残るんだ、というのが見えてきたんです。これは面白かった。物販でファンの声も直接聴けるし、メジャーではない楽しさがあった」

 そんな中で生まれた曲が「深夜高速」(04年)。ベテランのインディーズバンドが奏でる、♪生きててよかった――という真っすぐな歌詞は印象的なフレーズに乗って広く愛され、後に「三井住友銀行」のCMソングにも起用された。

 インディーズになってから1カ月と空けずにライブをし続けてきた。年間50本を下回ることはない、正真正銘のライブバンド。そのほとんどがライブハウスだが、10年ぶりの武道館はどうなるのか。鈴木は「どうなんだろ?まず、僕らが広すぎるステージにノリ方が分からないかも」と照れくさそうに笑った。(江良 真)

 ▽フラワーカンパニーズ 名古屋出身。1995年にアンティノスレコードと契約しメジャーデビュー。6枚のアルバム、12枚のシングルを発表した。2001年に契約終了後はインディーズで活躍。圧倒的なライブパフォーマンスが評価され、08年に再びメジャー契約。15年12月の武道館公演はメジャーバンドだった。17年に再度インディーズに。今年1月には20枚目のアルバム「正しい哺乳類」を発売。武道館公演のサブタイトルは「超・今が旬」。衰え知らずの人気を誇る。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2025年8月14日のニュース