NHK会長 フジ検証番組視聴で見解「放送業界の中に共通する要素としてよく考えていかないといけない」

[ 2025年7月30日 15:02 ]

会見に出席したNHKの稲葉延雄会長
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 NHKの稲葉延雄会長が30日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、6日にフジテレビで放送された元タレント中居正広氏(52)とフジを巡る一連の問題についての検証番組「検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~」についてコメントした。

 番組について、稲葉会長は「私も見ました」と視聴を認めた。そのうえで「いろいろな考えがあり、自ら改めるべきとか、いろいろな論点が触れられていたと思う」と見解。「ただ、そのことについてあれやこれやと、ほかの組織であるNHKが言うのは相応しくないなと思う」と話した。

 そのうえで「そういう個別の問題がいろいろと出てくる共通の要素といったものが、放送業界の慣行と言っていいのか、業務のプロセスの中に存在しているのではないか。そういう問題意識の方がより強く思ってます」とコメント。「放送業界では、私の見るところ、出演者、取材先、取引先等との職員の適切な関係性がきちんと維持することがない限り、性加害も含めて、この種の問題はなくならないのではないか。こういったことは放送業界の中に共通する要素としてよく考えていかないといけない問題」と指摘した。

 それを踏まえて、全職員を対象にしたアンケートを実施したといい、「それは単に性加害的な問題があるのかということではなく、出演者、取材先、取引先等と一緒に仕事をしていく中で職員が不愉快な思いをしているとか、心がざわめくようなことがあったとか、そういうことがあったら知らせてほしいと。そういうことがないように、放送業界ではどうしたらいいのか、NHKとしても放送業界の一員として出演者や、取材先、取引先の適切な関係を保つことが大事。それは人権意識の徹底はもとより、放送業界の慣行としてそれを適切なものとしていく。そのために、必要であればNHKが率先して見直そうと思っていく、という対応をしていきたい」と話した。

 「これは旧ジャニーズ事務所の問題が発生した時に所属するタレントへの出演依頼を巡って、NHKとして独自の方針を定めて、それに従って事務所側の取り組み状況を確認するということを行い、状況の改善に一定程度貢献できたと考えている。それと同様な形で、今回の検証作業を通じて、構造的な問題があるようであれば、それをNHKとしては率先して改善し、放送業界全体の健全性に貢献できればいいなと考えている」とした。

 フジテレビの番組は1時間45分にわたって、一連の問題についての検証。一連の問題への対応など、港浩一・前社長や大多亮・元専務ら数々の幹部によるインタビューなどで問題の経緯や背景などを説明。今後の方針などを示した。

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