音楽評論家・伊藤政則氏 逝去の渋谷陽一さん悼む「ロックへの愛はまったくブレず、ピュアだった」

[ 2025年7月23日 04:30 ]

音楽評論家の渋谷陽一さんが死去

渋谷陽一さん
Photo By 共同

 音楽評論家の伊藤政則氏(72)も日本にロックの文化を根付かせた盟友の死を悼んだ。若者の新しいカルチャーとして旗を振り続けた2つ上の先輩を「とてもまぶしい存在だった」としのんだ。

 伊藤氏が信奉するハードロック&ヘビーメタルのジャンルには厳しい意見を言う時もあったが「英国でパンクが衰退した後に出てきたアイアン・メイデンは凄く面白がっていた。日本で初めて音源を紹介したのは渋谷さんだった」と新ムーブメントへの嗅覚はすさまじかった。

 「ロックへの愛はまったくブレず、ピュアだった」。雑誌編集者、音楽フェスの主宰者として毎日のようにライブ会場に通い続け、常に情報を更新し続けたが、その最中に病で倒れた。伊藤氏は「そこは少し生き急いだ気はします」と残念そうに語った。
 渋谷さんが脳出血を発症した23年11月から「ワールドロックナウ」で代役を務めた。最終回の最後の選曲は復活への祈りを込めて「アキレス最後の戦い」としたが思いは届かなかった。

 ◇アキレス最後の戦い レッド・ツェッペリン7枚目のアルバム「プレゼンス」(1976年)のオープニングナンバー。10分20秒を何のてらいもなく疾走する、骨太なロックナンバーとなっている。これを渋谷さんは絶賛。「黒人のブルース音楽のコピーから始まったロックが、ようやく独自のスタイルを確立した」とまで言い切るほどの惚れ込みようだった。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2025年7月23日のニュース