脚本家・大石静氏 2年半前にがんで他界した夫と最後の会話は「お風呂に…」 「ありがたい」と思ったこと

[ 2025年7月17日 16:20 ]

大石静氏
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 NHK大河ドラマ「光る君へ」などの脚本で知られる脚本家の大石静氏(73)が17日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。2年半前に肺がんで他界した夫の最期について語った。

 司会の黒柳徹子から「ご主人は3年前にお亡くなりに」と明かされると、大石氏は「2年半前ですね。79歳です。8つ年上」と打ち明けた。

 闘病していたのは昨年放送された「光る君へ」の脚本を書いていた当時で、「2話を書き上げて、2話が準備稿になったぐらいで。2022年の秋頃ですね」と回顧。

 最初は夫が急に呼吸困難になり、救急車で病院に行ったという。「それで検査したら肺がんで、ほとんど手術もできないし。年齢的にも抗がん剤には耐えられないだろうっていうことで、もう治療もしないでこのままいくっていうことになったんです」と説明した。

 看病しながら脚本を執筆することになったものの、「死にゆく人を看病しながら、なかなか大河ドラマが書けなくて。それでもう1回止まっちゃったんです」と大石氏。「看病もしなきゃいけないし、どうしたもんかなあと思っていたら、その気持ちが通じたように12月に旅立ちました」と続け、「なんか私に邪魔しちゃいけないってきっと思ったんだなって」と振り返った。

 「でもなんかこう最期の3カ月はだ結局1行も書けないで、夫の看病だけしてまして」とも話し、「やるだけやったって感じで。最期はもう涙も出ないぐらいやるだけやったっていう気持ちでした」と淡々と話した。

 黒柳が改めて仕事と介護の両立は大変だったかと尋ねると、大石氏は「本当にもう仕事はもう1行も、仕事しようと思っても、そこに夫が寝てるとできないですよね」と回答。

 「それでほとんど仕事はできなかったんですけど。やっぱり私も老人で、老老介護っていうのはどんなに厳しいかっていうのは。本当によく分かりましたし。本当に私の腕一つにかかってるって感じでしたね」とも話し、体重は「3カ月で7キロ痩せました」と打ち明けた。

 夫との最後の会話を聞かれると、「会話は特に、思い出に残るような会話はなくて。私死に目に、その日ももう危ないって言われてたんですけど、凄く元気だったんですね」「そしたら夫が“今日はいいから、もう帰ってお風呂に入ってきなさい。お風呂入りたいでしょう?”って言うから、いや、でもお風呂も入りたいけど、でも今日、明日って言われてるしなって思ってたんです」とした。

 「そしたら夫がしつこくお風呂に入ってこいって言うので、“じゃあ、お風呂に入ってすぐ帰ってくる。また戻ってくるから。30分か1時間後ぐらいに戻ってくるから”って。うちから近かったんですね。でうちに帰ったら、病院から電話かかって。“急変しました。すぐ戻ってきてください”って言われて。で行ったらもう帰ったら死んでいました」と回想した。

 「だから、特にお風呂に入れとか入らないとか、帰れとか帰らないとかっていうのがそれが最期の会話で。じゃあねっていう感じだったと思います。あまり深刻なことはなかったです」と明言。「それで、もう看護師さんたちも気付かないうちに亡くなっていましたって言われて。だから私に最期をあまり見せたくなかったのかなってって思いますね」とおもんぱかった。

 「そして3月ぐらいまでって言われたのに12月。3カ月も早く死んで、私の仕事の邪魔をしないようにしたんだなと思います」と繰り返し、「ありがたいと思いました」としみじみと語った。

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