「推してる人は幸せなんだろうな」――笑顔が怖かったアイドル・Merry BAD TUNE.星島ゆいがファンとの絆で見つけたステージに立つ本当の理由

[ 2025年7月17日 11:45 ]

【画像・写真2枚目】「この声を故郷に届けたい」──Merry BAD TUNE.星島ゆい 初の全国盤に込めた葛藤と成長の証(撮影・久留あずさ)
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 6人組アイドルグループ「Merry BAD TUNE.」(メリーバッドチューン、通称:バチュン)が7月18日に初の全国流通盤「futurmin 6mg」をリリースすることを受け、メンバーの星島ゆいがスポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。笑顔が苦手だった少女が、ファンとの特典会で見つけた“アイドルである理由”。「推してる人は幸せなんだろうな」。その一言が導いた、絆と成長の物語があった。(「推し面」取材班)

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 「アイドルになれる可能性があるんだ」。芸能オーディションの後、関係者から掛けられた一言が、運命を大きく動かした。モデルなど漠然とした憧れはあったが、アイドルという選択肢は頭の片隅にもなかった。だが、その一言が背中を押し、この世界への扉を開けた。しかし、本当の試練はそこから始まった。

  「なるための努力より、なってからの努力の方が大きかったです」。軽い気持ちで飛び込んだ世界は、想像を絶する厳しさが待ち受けていた。特に大きな壁として立ちはだかったのは「笑顔」だった。人前に立つことへの気恥ずかしさ、観客の視線に射抜かれることへの羞恥心。ステージ上で心から笑うことができず、感情をうまく表現できない自分に何度も歯がゆさを感じた。だからこそ、ライブ後の特典会というファンと直接向き合う時間を、自身を変えるための“練習の場”と定めた。ファンとの会話を重ねる中で、少しずつ、自然な笑顔が身についていったのだ。

 そんな星島が「グループっていいな」と心の底から感じた瞬間がある。今年5月、ワンマンライブで新曲「13月のシンデレラ」を披露した時のことだ。ファンが一緒に歌うパートで、会場に響き渡る観客の歌声と、隣で同じ熱を分かち合うメンバーの声に包まれた。その瞬間、自分がこの空間を構成する一部になれているという確かな感覚が、心を震わせた。決して一人では見ることのできない景色だった。

 活動を続ける中で、今も忘れられない言葉がある。ある日、別のグループを応援するファンが、ふと星島の特典会列に並んだ。そしてこんな言葉を掛けられた。

 「ライブを見ていたら、“この子を推してる人ってすごく幸せなんだろうな”っていうのが伝わってきて」

 予期せぬ言葉だった。自分のパフォーマンスではなく、自分とファンとが作り出す空気感そのものを見て、そう感じてくれたことが何より嬉しかった。かつて笑顔が苦手だった少女が、ファンとの絆の中で見つけ出したアイドルとしての確かな答えであり、何年経っても色あせない道しるべとなっている。

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