「これが正解だったんだ」――Merry BAD TUNE.柊木あいな、湯船で磨いた歌声にファンとの絆を刻んだ初の全国流通盤秘話

[ 2025年7月16日 08:00 ]

【画像・写真1枚目】「これが正解だったんだ」――Merry BAD TUNE.柊木あいな、湯船で磨いた歌声にファンとの絆を刻んだ初の全国流通盤秘話(撮影・日南りと)
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 グループ初の全国流通盤「futurmin 6mg」が7月18日に発売されるのを前に、6人組アイドルグループ「Merry BAD TUNE.」(メリーバッドチューン、通称:バチュン)の柊木あいなが東京・越中島のスポニチ東京本社を訪れ、心境を語った。鼻歌から始まった“歌の人生”。レコーディングの壁を越える鍵は、湯船で磨いた歌声と、ファンの存在だった。(「推し面」取材班)

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 「物心ついた時から鼻歌を歌っていた」という柊木にとって、歌は常に生活の中心にあった。今もそのスタイルは変わらない。「練習場所は地球上どこでも」と笑うが、一番集中できる特別な場所は湯船の中。追い炊きをしながら1、2時間、納得がいくまで歌い続けることもあるという。「湯船で歌ってた時の方が上手かったのに」と、レコーディング後に悔しがることもあるほど本番さながらのステージがそこにはある。

 そんな日々を重ねてきたひとりの表現者にとって「自分とは関係ないと思っていた景色」と語る、CDショップの店頭に自身の作品が並ぶ日がやってくる。「全国流通という言葉を夢に見ていた」。その夢が現実となった今、「嬉しさと早くみんなに届けたいっていう思いで溢れています」と、はにかみながらも力強く語った。その声には、家族に報告したという無邪気な喜びと、ファンへの感謝が滲んでいた。

 アルバムは、グループの“らしさ”と中毒性を凝縮した一枚。中でも、柊木が自身の思いと重なると語るのが、5曲目「めりーはっぴーえんど。」の一節だ。「せめて僕は愛を込めて音楽を」。このフレーズは、今回の制作過程で自身がたどり着いた一つの“答え”を象徴している。

 レコーディングは苦闘の連続だった。特に2曲目「HPSNC.」(読み:ハイパーソニック)では何度も録り直しを重ねた。技術だけでは超えられない壁。そんな時、ディレクターから「ライブだと思ってやってみよう」という言葉が飛んだ。その瞬間、脳裏に浮かんだのは、いつものライブで拳を突き上げ、声を枯らすファンたちの顔だった。ブースの中は、いつものステージに変わった。ファン一人ひとりに向かって叫ぶように歌ったテイクが、ついにOKをもぎ取った。

「これが正解だったんだ」。技術や理論ではない。誰に届けたいか。その一心こそが魂を揺さぶる歌になる。ファンの存在に支えられて完成した一枚なのだと確信した瞬間だった。

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