藤井聡太王将 王将も家族も守り続ける 持ち運び電源&ソーラパネルを要望 4連覇就位式

[ 2025年7月4日 05:00 ]

<ALSOK杯第74期王将戦 王将就位式>短冊に願いをこめる藤井王将(撮影・会津 智海、河野 光希、大城 有生希)
Photo By スポニチ

 将棋のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)で4連覇した藤井聡太王将(22)=名人など7冠=の就位式が3日、東京都港区の明治記念館で行われた。藤井には贈位状、盾などのほか、記念品として「ポータブル電源とソーラーパネル」が贈呈された。“王将からのリクエスト品”が恒例となっており、意外なチョイスに会場ではどよめきが起こった。

 選んだ理由は「災害時用に自宅にあったらいいな、と家族と常々話していた。せっかくの機会なので」と明かした。近年は地震や豪雨などの災害が相次ぎ、先月21日からはトカラ列島近海での地震も頻発。藤井自身も小学生の時、地元・愛知県で東日本大震災の揺れを経験した。「そのあたりから家族で防災を意識するように。水や保存食などの準備があると聞いてますが、いつ何時災害が来るか分からない。一つの備えとしてお願いしました」と語った。

 贈られたポータブル電源は、ドライヤーや電子レンジも使用可能。ソーラーパネルは災害時に外に出して使いたいという。記者から「将棋の研究用にも使いますか?」と聞かれると「違いますね」と笑顔でバッサリ。それでも「研究用のパソコンにつないでおいて、急に停電になった時の非常用電源として使うのもいいかもしれません」とフォローした。

 就位式はトークショーや抽せん会などが展開され、笑い声があふれた。最後は壇上から下りた藤井が一人、出口に向かって会場中央を堂々と歩いた。関係者含め集まった220人の参加者からの祝福を浴びながら、藤井は静かに一礼。温かい拍手に包まれながら、就位式を締めくくった。(小田切 葉月)

 ≪スポニチ小菅社長祝福≫就位式では、スポーツニッポン新聞社の小菅洋人代表取締役社長が主催者としてあいさつした。「3度目の防衛、王将4連覇おめでとうございます」と祝福。「藤井王将のますますのご活躍をお祈りするとともに、これからの戦いぶりを見守りたいと思います」と結んだ。

 ≪王座戦挑戦者は伊藤叡王に決定≫将棋の第73期王座戦挑戦者決定戦は3日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、伊藤匠叡王(22)が羽生善治九段(54)を破り、藤井王座への挑戦を決めた。伊藤叡王は王座戦初挑戦となる。伊藤叡王は2024年の叡王戦5番勝負で、藤井王座を破り初タイトルを獲得。当時、全8冠を保持していた藤井王座にとってはタイトル戦で初の敗北となった。両者のタイトル戦での対戦は昨年の叡王戦以来となる。藤井は「いい将棋が指せるように準備したい」と意気込んだ。

この記事のフォト

「藤井聡太」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2025年7月4日のニュース