坂崎幸之助が寄席デビュー 「初代林家三平生誕百年記念興行」で大爆笑ギター漫談 憧れの三平さんのように

[ 2025年6月20日 05:00 ]

寄席デビューした坂崎幸之助は観客の喝采を受ける(撮影・西川祐介)
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 ロックバンド「THE ALFEE」の坂崎幸之助(71)が19日、東京・浅草演芸ホールで行われた「初代林家三平生誕百年記念興行」で寄席デビューした。落語好きの叔父の影響で幼少期から同劇場に通っており、本紙の取材に「71歳になってまさかこんな日が来るなんて」と感慨深げに語った。

 バンドの代表曲「星空のディスタンス」の出囃子(でばやし)が流れると満員の客席からは大歓声。スーツ姿でギターを持って登場し「初代林家三平師匠、生誕100周年おめでとうございます」と祝福。高座では弾き語りしながら「語尾が上がる人」「お客さんに歌わせて自分じゃ歌わない人」など“歌手あるある”などのギター漫談を披露。真面目に歌うかと思いきや、流れるようにネタに入って客をほんろう。笑いの渦に巻き込んだ。

 「昭和の爆笑王」と呼ばれた初代三平さんについて「子供の頃から大ファン」。1980年に始まったニッポン放送「坂崎幸之助のオールナイトニッポン」では、リスナーからの怒りの便りを読み、坂崎が三平さんをまねて「どうもすいません」と謝るコーナーを設けるなど大きな影響を受けてきた。

 くしくも同年、当時の所属事務所に初代三平さんの弟子・林家しん平(69)が入ってきたことから、三平さんとの対面を懇願。亡くなる直前の80年夏に三平さんの自宅を訪問する機会を得た。憧れの師匠との初対面は「緊張しましたよ。オーラが凄かった」。うな丼とそうめんをごちそうになり、当時小学4年生の二代目林家三平(54)に即興の漫談を披露してもらったのは大切な思い出だ。

 THE ALFEEのライブでも「ネタやしゃべりの間など、影響を受けています」と三平イズムは自身の中に流れている。ライブ中、遅れて入ってきた客を「ちょうど今いらっしゃるんじゃないかと、噂していたんですよ」とイジるのも三平さんゆずり。「天国の三平さんに“やり続けてたらいいことがありました”と伝えたい。あとはネタをまねた事後承諾をいただかないと」と大師匠の技もちゃっかり頂くつもりだ。(塩野 遥寿)

 ≪二代目林家三平賛辞「ぜひ落語協会に!」≫二代目林家三平にとって坂崎は、自身を本名の「泰助」と呼ぶ唯一の人物で「お兄ちゃんのような存在」だという。84年にTBSで放送されたドラマ「アルフィーのある日ィ突然!」では中学時代の坂崎役でテレビ初出演し小咄(こばなし)を披露した縁もある。坂崎の初高座に「最高ですね。ぜひとも落語協会に入っていただきたい」と賛辞を贈り「今ギター漫談をする方は少ない。林家一門で出ていただきたい」とラブコールを送った。

 ▼海老名香葉子さん(初代三平さんの妻) ずいぶん昔の事になりますね。幸ちゃん(坂崎)がウナギとそうめんを食べて喜んでくれたことを思い出します。忘れられません。いつまでも昔のままの幸ちゃんですね。その後、泰助(二代目三平)を弟のように面倒を見てくださって感謝の気持ちでおります。初代と幸ちゃんが話をしていた姿、何の話をしていたのでしょうか?思い出はつきません。このたびは本当にありがとう。

 ◇浅草演芸ホール 鈴本演芸場、新宿末広亭、池袋演芸場と並び、365日落語の公演を行う都内の「落語定席」の一つ。日替わりで落語協会と落語芸術協会が交互に公演を行う。1964年「浅草フランス座」の4階と5階部分を改装して開場。1階が239席、2階が101席の計340席。萩本欽一(84)やビートたけし(78)らを輩出した。

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