「音源で聴ける私は、私じゃない」──新曲「Berserkers」に挑むKolokol真嶋このみの歌声哲学

[ 2025年6月19日 11:00 ]

【画像・写真1枚目】「音源で聴ける私は、私じゃない」──新曲「Berserkers」に挑むKolokol真嶋このみの歌声哲学(撮影・高橋あきほ)
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 大阪を拠点に活動する4人組アイドルグループ「Kolokol」の真嶋このみが、新曲「Berserkers」のリリースに合わせてスポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。音源で聴く自分と、ステージで“がなり声”を響かせる自分──そのギャップに揺れながらも、「ライブこそ本当の私」と断言する姿勢は、彼女の歌への強い信念を物語っていた。「低音担当」のプライドと、楽曲の解釈力。そこに浮かび上がるのは、“作品の中で生きる表現者”としての顔だった。(「推し面」取材班)

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 新曲「Berserkers」に対する第一印象を聞くと、真嶋はすかさず「マッドマックスみたいだなと思った」と笑う。彼女にとって楽曲は、いつも物語と結びついている。「Pale Star」には「ペルソナみたい」と重ね、作品世界を感じ取ることで歌に感情を乗せていく。

 「でも、この曲名と歌詞、最初は正直合ってるの?って思ったんです」。荒々しいサビに対して、導入は穏やか。だからこそ歌詞の「君が求める強さなんかじゃないだろう」が胸に刺さったという。「強さの在り方」に触れた一節は、自らの人生とも重なった。

 Kolokolの楽曲制作では、作曲家・西羅和貴氏による厳格なディレクションが行われる。「自分の提案は、音源ではほとんど採用されない」と苦笑いで明かす真嶋。だからこそ彼女ははっきりと言う。

 「音源で聴いてもらっているのは西羅さんが作った“私”です」

 喋り声とは対照的に、真嶋の歌声は低く、時にがなりを効かせた力強さを持つ。「Berserkers」はそんな“ライブの真嶋”が本領を発揮する楽曲だ。「ライブでは音源とまるっきり違う歌い方をする」と語る。

 6月20日、渋谷Spotify O-WESTで開催されるワンマンツアー「MUSEUM」東京公演では、初の挑戦も控える。「今までで一番緊張してる」と笑いつつも、その先に見据えるのは“新しい景色”だ。

 その夢の象徴が、Zeppワンマン。「Zeppでやってたらすごい、って言ってもらえる。家族や友達に胸を張って言いたい。Zeppに立ったって」。歌を諦めきれず選んだ道。後悔も不安も抱えながら、それでも彼女は一歩ずつ歩んでいる。

 「いつまで続けられるか分からない。でも、この景色を見てたら、普通の幸せなんてどうでもよくなるんです」

 その声で、彼女はまだ見ぬ景色を目指す。ファンと共に。仲間と共に。そして、アイドルでしか辿り着けない場所へ。

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