中山美穂さん 語られなかった数々の逸話 トップアイドルに育てた事務所創業者の著書 20日に刊行

[ 2025年6月19日 05:30 ]

仕事の合間に撮られた中山美穂さんのスナップ。どんなに疲れていても笑顔を絶やさなかったという
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 昨年12月に急逝した歌手で女優の中山美穂さん(享年54)が所属していた芸能プロダクション「ビッグアップル」の創業者、山中則男氏の著書「中山美穂『C』からの物語」が、あす20日に青志社から刊行される。

 1982年に当時12歳だった中山さんを原宿・竹下通りでスカウトしてから、トップアイドルとして人気絶頂だった88年に社長を退くまでの約6年間を軸につづられた濃密な記録。85年6月21日にデビュー曲「『C』」が発売されてから40年、これまで語られることのなかった数々のエピソードが明かされる。

 山中氏は「女の子のアイドルを育てたい」という夢を中山さんに託し、当時経営していたモデル事務所から独立。テレビ局や出版社などへの売り込みに奔走し、オーディションにも積極的に通った。だが、なかなか結果が出ず落ち込んでいたところ、中山さんから「チャンスはまだあるから頑張ろうよ」と励まされたこともあったという。

 一大転機は85年にオーディションでTBSドラマ「毎度おさわがせします」のヒロインに選ばれたこと。下着姿の撮影を恥ずかしがって泣き出し、監督から怒鳴られる中山さんを鼓舞し続けた。そして初回放送で人気が一気に爆発。翌日からは街に出ると取り囲まれ、身動きができなくなるほどの注目を浴びた。

 一方、歌手としても「『C』」で同年の日本レコード大賞で最優秀新人賞を獲得し、トップアイドルの座を不動のものにした。通っていた定時制高校も1年の1学期で退学。中山さんは「今のチャンスを逃したくない。私、芸能界に就職します」と宣言したという。

 写真集の撮影で訪れたハワイでのショットなど、山中氏が所有する秘蔵写真も掲載。「昔の手帳やビデオテープ、写真を手にして思い出を紡いでいくうちに、セピア色の思い出が少しずつカラーの景色に変わっていった」と振り返っている。

 今月28日に東京・六本木のNEW LEX TOKYOで「出版記念勝手に祝う会」を開催する。 (鈴木 元)

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