「御上先生」で脚光 俳優・奥平大兼とは? デビュー作で新人賞を総なめした実力派 ベテランうなる演技

[ 2025年3月26日 11:15 ]

奥平大兼
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 俳優の松坂桃李(36)主演のTBS系日曜劇場「御上先生」(日曜後9・00)の最終回が23日に放送され、今クールを代表する話題作となった。物語の中枢をなした29人の生徒役俳優陣の個性光る演技も大反響。中でも、初回から存在感を放った俳優・奥平大兼(21)が注目を集めている。

 松坂演じる東大卒の「文部科学省エリート官僚」が出向で私立高3年の担任教師になったことを機に、生徒を導きながら教育制度を現場から壊して権力に立ち向かう…という、全く新しい学園ドラマ。文科省と隣徳の不正が暴かれ、御上先生と3年2組の生徒たちとの最後の授業、卒業が描かれた最終回の平均世帯視聴率は11・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

 御上は29人の生徒の担任として、全10話を通じて生徒たちに「自分で考えること」の大事さを説いた。現代社会にも刺さる数々の名言は、画面を通じて視聴者にも学びを与えた。

 29人の生徒の中で初回から物語の中枢をなしたのが、俳優・奥平大兼演じる神崎拓斗だ。神崎は政治部の記者である父への反発から過去に「教師の不倫を暴いた学級新聞」を制作したが、新聞が原因で女性教師・冴島悠子(常盤貴子)は学校を辞めることになり、冴島の長女・真山弓弦(堀田真由)が国家公務員試験の会場で受験生を刺し殺す…という大事件に発展してしまう。御上と関わることで成長していく神崎の姿は、放送毎に視聴者の胸を打った。

 同作で注目を集めた奥平は、これまでも映画界でその演技が高く評価され、数々の新人賞を受賞してきた新進気鋭の実力派として知られていた。

 中学1年生のときに渋谷駅でスカウトされ芸能界入りし、2020年に長澤まさみ主演映画「MOTHER マザー」で俳優デビュー。その演技が評価され17歳で「第44回日本アカデミー賞新人俳優賞」「第94回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞」「第63回ブルーリボン賞新人賞」「第30回日本映画批評家大賞新人男優賞」と新人賞を総なめした。

 20年10月期放送のTBS系金曜ドラマ「恋する母たち」でテレビドラマデビューし、その後も日本テレビ系「ネメシス」「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」など話題作に出演。映画では日本・フランスのドラマ映画「マイスモールランド」「君は放課後インソムニア」「Cloud クラウド」など数々の話題作に出演し、23年「第15回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞」を受賞した。25年には住野よる氏による小説を実写映画化した『か「」く「」し「」ご「」と「』で出口夏希とW主演をすることが発表されている。

 奥平の演技は「御上先生」共演陣からも高評価を集め、主演の松坂は「シーンに合わせて温度感を変えてくれる子なので、それに呼応してこちらもお芝居が変わっていく。一緒にやっていて楽しい役者さんの1人。たくさんの現場を踏んで大きくなっていくのだろうと思います」と語り、堀田真由も「いつかご一緒できたら嬉しいと思っていた存在のお一人」と称賛した。

 また黒沢清監督の「Cloud クラウド」で共演した俳優の菅田将暉は、奥平のファッションについて「この世の20代で1番個性があるんじゃない?」と、そのセンスも大絶賛している。「御上先生」でお茶の間の心をとらえた奥平の今後の活躍から目が離せない。

 ◆奥平 大兼(おくだいら・だいけん)2003年(平15)9月20日生まれ、東京都出身。中学1年の時、渋谷駅でスカウトされ、芸能界入り。6歳から12歳までやっていた空手は初段の腕前。12年に全国武道空手道交流大会「形」優勝。中学時代はバスケ部に所属。身長1メートル73。

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