藤井聡太王将 2年ぶりNHK杯優勝 トロフィー「こんなに重かったかなと…感慨はあります」通算400勝

[ 2025年3月16日 12:00 ]

NHK杯で2年ぶり2回目の優勝を果たした藤井聡太王将(撮影・我満 晴朗)
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 第74回NHK杯将棋トーナメントは16日、決勝が放送され、後手の藤井聡太王将(22)=7冠=が郷田真隆九段(53)を下し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 藤井は3年連続の決勝進出。昨年の決勝は佐々木勇気八段(30)に逆転負けしていた。出場資格のある今年度の一般棋戦(銀河戦、JT杯、朝日杯、NHK杯)では初優勝。収録は2月10日で、この勝利が通算400勝目だった。

 藤井の24年度公式戦はこの日の放送ですべて終了。52局を戦い40勝12敗、勝率は・769と、プロ9年目で初めて8割を切った。

 郷田は11年ぶり2度目の優勝を逃した。

 藤井は表彰式後、報道陣のインタビューに応じた。

 ――優勝して率直な感想は?
 「今期のトーナメントを振り返ると苦しい将棋が多かったので、優勝できたのは幸運だと思いますが、昨年が準優勝という結果に終わっていたので、それだけに今年優勝できたのはうれしい」。

 ――今年度の一般棋戦では初優勝になるが?
 「今期は一般棋戦で結果も内容も良い感じではく、そういう状況の中でNHK杯で優勝できてうれしかったです。他の棋戦でも内容をもっと良くしていかねばと思います」。

 ――きょうの対局を振り返ると?
 「中盤からこちらの悪い形になってしまいました。中盤以降は勝負手を放っていければという気持ちで指して、最後のほうも際どかったですが、30秒将棋のなかで、最後はいいところに手がいったのかなという感じがしています」。

 ――きょうの勝利で通算400勝になった。
 「そのことは全く知らなかったというか、意識していませんでした。300勝が2022年の12月だったかなと記憶していて、それから2年と少し。その間を振り返ると、いろいろな対局があったかなと思います」。

 ――ここまで100勝20敗くらいのペースを継続している。
 「最近は内容も結果も厳しい将棋が増えているので、より実力を高めていかねばと感じています」。

 ――この対局で400勝がかかっているということは知っていた?
 「日本将棋連盟から連絡を受けていましたが、私自身はそれほど…という感じでした」。

 ――特に今までと気持ちの上で違うということは?
 「勝ち数は積み上がっていくもの。本局に臨むにあたって400勝というのは意識しませんでした」。

 ――羽生善治九段を抜いて最年少記録になった。
 「(熟考して)スピードよりも、どれだけ勝ち数を積み上げていけるかの方が重要なのかなという感じもします。その点からすると羽生九段の1500勝以上(実際は1580勝)というのはすごい数字。それに少しでも近づければという気持ちでいます」。

 ――いずれは超えたい?
 「あははは。すごい先のことなので、今の段階でそういったことを直接思うことはないですが、長い目で見て大きな目標になるとは思います」。

 ――1勝目、100勝目などの節目の勝利で印象に残っている白星は?
 「100勝目、200勝目は思い出せない(笑い)。1勝目は私のデビュー戦で印象に残っています。本局も決勝という大きな舞台なので、記念に残る一局だったと感じます」。

 ――デビュー以来、記録に関してはあまり関心がないようだった。最近は変わってきている?
 「(また熟考して)まず実力というのが大事だと思っているので、記録や結果より実力を高めることを意識しているのは変わりません。ただこういったタイミングではそういったこと(記録など)を意識したりする感じかなとは思います」。

 ――優勝トロフィーを2年ぶりに持って、なにか思うところは?
 「2年前のことはそれほど覚えていないが、今年トロフィーを持ってみて、こんなに重かったかなと(笑い)。2年ぶりなので、あらためての感慨はあります」。

 ――トロフィーの台座が歴代優勝者の表示分、昨年から増えて、実際に重くなっている。
 「あーー!そうか(笑い)。じゃあ私の記憶違いではなくて。道理で重いと。一番下の段には(昨年優勝の)佐々木勇気さんの名前しかない。台座が増えていたんですね…あはは」。

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