帝国劇場が一時休館 聖地との別れを惜しむファンで開場1時間前から長蛇の列「私にとって“青春”です」

[ 2025年2月28日 13:38 ]

開場1時間前から多くのファンが列を作った
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 東京都千代田区の帝国劇場が28日をもって建て替えのために一時休館する。59年の歴史に幕を下ろす。ミュージカルの聖地との別れを多くのファンが惜しんだ。

 この日は最終公演「THE BEST New HISTORY COMING」の千秋楽。開場1時間前から多くのファンが列を作った。

 田中佳子さん、愛里さん親子は千葉県から来場。佳子さんは帝劇で初めて見た作品について「『レ・ミゼラブル』。娘が生まれたのもあって間が空いているけど、一番最初に見てから35年ぐらいですかね」と振り返った。愛里さんは「『JOHNNYS' World』。推しが出ているからと思って見に来た。SixTONESの京本大我さんが主演していた『エリザベート』を見てから、ミュージカルにも足を運ぶようにもなった」と語った。

 佳子さんはミュージカルの魅力について「同じ作品だけど生だからこそ演じる人によって違ってくるところ。トラブルなどがあった時にいろんな変化するところが楽しいし、観劇することが自分の気分転換になる」と笑顔で説明。愛里さんは「5年後の完成なんて待ち切れない。気が遠くなる」、佳子さんは「新しい劇場でも自分が初めて観劇した『レ・ミゼラブル』がどうなるかが今から楽しみ」と親子で帝劇との“再会”に胸を膨らませた。

 50代女性は1987年の「レ・ミゼラブル」日本初演で初めて帝劇を訪れたといい、「当時は好きだった俳優さんが出演するということで見に来た」と懐かしんだ。帝劇の良さについて「ロビーから広がる内装のゴージャスな感じ。ステンドグラスなど圧倒されますね。舞台が広いからこそ、出演者の皆さん、オーケストラの皆さんの迫力、臨場感がすごいですね。この帝劇はずっと見てきたからこそ、私にとっては“青春”ですね」と熱弁。「新しい帝劇でのミュージカルをこの目で見てみたい」とリニューアルを待ちわびた。

 帝劇は1911年、日本初の本格的な西洋式大劇場として誕生した。64年に閉館し、66年に2代目がオープン。開場披露公演は二代目中村吉右衛門さんの襲名披露公演だった。その後、「風と共に去りぬ」の世界初の舞台化、「レ・ミゼラブル」の日本初演など数々の名作ミュージカルを上演。半世紀以上にわたって演劇やミュージカルの上演で親しまれてきた。今後は複数のビルを一体的に建て替え、再開発を行う予定。30年度までの完成を目指す。

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