「光る君へ」舞台の滋賀・大津市 経済波及効果132億円「紫式部ゆかり」認知度向上 市長も成果に手応え

[ 2025年2月19日 12:45 ]

吉高由里子が主演を務めた大河ドラマ「光る君へ」のメーンビジュアル(C)NHK
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 女優の吉高由里子(36)が主演を務め、紫式部役を体現した昨年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の舞台の一つとなった滋賀県大津市は19日、ドラマによる経済効果を発表。観光消費額は約103億円、経済波及効果は約132億円に達した。

 佐藤健司市長は議場で「大津市大河ドラマ『光る君へ』活用推進協議会を中心に、官民で効果的な連携が図れた成果だと受け止めています」と手応え。「ドラマで取り上げられた石山寺だけでなく、積極的な情報発信により『紫式部・源氏物語ゆかりのまち大津』としての認知度が大きく向上したことも大きな成果であり、引き続き『文学のまち大津』としてのブランディングを推進してまいります」とした。

 大河ドラマ館の入館者数は28万2000人。当初の目標は10万人だったが、最終的には5月の上方修正(16万人)と10月の再修正(24万人)を超える数字。当初の想定を上回る約3倍の来場者数となり、観光消費額も上振れしたとみられる。

 調査対象期間は2024年2月から25年1月までの1年間(大河ドラマ館のみ24年1月29日から)。石山寺、三井寺、イベント会場への来訪者を対象にアンケート調査を実施し、大津市内における1人当たり観光消費額を算出。観光消費額を基に、滋賀県内における経済波及効果を推計した。

 23年「どうする家康」の経済波及効果は算出方法が異なるものの、浜松市が約318億円、岡崎市が約143億円、静岡市が約120億円だった。

 大津市には、平安時代に紫式部本人も参拝し、「源氏物語」の構想を得たという伝承もある石山寺がある。ロケこそ行われてはいないが、主人公・まひろ(吉高)と藤原道長(柄本佑)が再会を果たした劇中の重要な舞台として登場。昨年12月15日の最終回(第48話)オンエア当日には、同市のびわ湖大津プリンスホテルでパブリックビューイング&トークショーが開催された。

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛けた大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描いた。大石氏は06年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。

 大石氏が恋愛パートと政争パートを両軸に、熟練の作劇。数々の珠玉の台詞を生み出し、まひろと道長の“不義密通”など、大胆なオリジナル設定も奏功。見る者の心をわしづかみにした。美術チームも奮闘し、1000年前の雅な世界を活写。キャストの熱演、余白や余韻のある演出、エレキギターやパイプオルガンも用いた音楽も一体となり、高評価。“非戦国大河”“文化系大河”の可能性を切り拓いた。

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