中山美穂さん 本紙に語っていた「おばあちゃんになっても歌を」「歌があれば…」かなわなかった夢

[ 2024年12月7日 04:00 ]

24年4月7日、金沢公演で全国ツアーをスタートさせた中山美穂さん。54歳とは思えない美ぼうが話題になっていた
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 6日に都内の自宅で亡くなっているのが見つかった歌手の中山美穂さん。来年はデビュー40周年を記念した全国ツアーを控えており、構想を練るなど、楽しみにしていた。本紙では2月に今年のツアー前の中山さんをインタビュー。この時に語られたのは人生これからといった前向きな話ばかりだった。(鈴木 美香)

 50歳を過ぎても、ステージでダンスを披露しながらエネルギッシュに歌唱していた中山さん。本紙に語っていたのは歌と未来への思いだった。

 「自分では元々体力がある方だと思っていて、特にステージに上がると底知れぬ底力が湧いてくるタイプ。おばあちゃんになっても歌っていたい。ずっとそう思っていますし、そうしていきたい」

 1985年6月にシングル曲「『C』」でデビューし、瞬く間にトップアイドルになった中山さん。本紙が話を聞いたのは今年2月だったが、早くも来年4月から23公演予定していた40周年の記念ライブへの構想を描いていた。

 「皆さんを驚かせるような何かをしたいと思っています。おかげさまで、いろいろなタイプの楽曲がたくさんあるので“えっ、これもやっちゃうの?”っていうような曲をやっていきたいですね」

 元々穏やかな性格の中山さんらしく、和やかなインタビューだったが、端正な顔立ちがキュッと引き締まった瞬間があった。今後、どのように年を重ねていきたいか聞いた時だった。

 「私、歌があれば生きていける。そう思って生きています」

 国民の誰もが知るアイドルとして1980年代を駆け抜け、多数のヒット曲を歌ってきた中山さんだからこその強い思いをそこに見た気がした。

 大事にしていたのは「中山美穂が誕生した日」と自身で語っていた6月21日。1985年のこの日に東京・池袋のサンシャイン噴水広場でデビューイベントを開催。「デビュー曲『C』とカップリング曲『スピード・ウェイ』しか持ち歌がなくて、この2曲を2、3回繰り返し歌ったことをはっきり覚えています。だけど、この後、その後の記憶が何年かないぐらい忙しくなりました」。そう言ってほほ笑んだ中山さん。

 来年6月21日は40周年記念の全国ツアーの締めくくりを行う予定で「ファンの皆さんと大切な日を迎えられるのがうれしい」と話していた。かなわなかった未来の姿…。あの笑顔にもう出会えないことが残念でならない。

 ≪英国で中国で衝撃≫中山さんの訃報は海外にも大きな衝撃を与えた。英BBCは「日本のスター中山美穂さん、54歳で死亡」と題し報道。中国のSNS・ウェイボーでは「Love Letterの中山美穂さんが亡くなった」とのワードが検索ランキングで1位になった。

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