長渕剛の妻・志穂美悦子 薬師寺で涙の歌唱 同所で10年ぶり献花「夢が叶った」

[ 2024年9月17日 23:02 ]

中秋の名月にシャンソン歌手・鬼無里まりとして、奉納歌唱を行った志穂美悦子
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 長渕剛(68)の妻でシャンソン歌手、花創作家の志穂美悦子(68)が中秋の名月の17日、奈良・薬師寺で行われた観月会に参加した。

 自身で生けた花をバックに歌を奉納。「愛と平和、自由」をテーマに、フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」など6曲を堂々と歌い上げた。

 生けた花は、仏教で高貴とされる紫色のバンダやストック。黄色のオンシジウム、緑色の菊など200本。奈良県内のダムと都内をリモートでつないで、セレクトした流木と組み合わせ、月の船を思わせる神秘的なアレンジを施した。

 薬師寺で献花するのは2014年に、国宝の東院堂を歴史上初めて花で装飾して以来、10年ぶりとなった。

 法要中は雲に隠れていた月が、スパンコールが輝く白いロングドレスに身を包んだ志穂美が登場すると、まるで歓迎するかのように姿を現した。

 西遊記の三蔵法師のモデルとなった実在の僧侶、玄奘三蔵像を見つめ、ピアノに合わせて歌に思いを乗せた。美しい歌声に、観客は肩を揺らして耳を傾けていた。

 薬師寺から観月会の出演依頼を受けたのが5月。その翌6月に鬼無里(きなさ)まりとして歌手デビューした。

 「花を生けること、歌うこと。2つの表現をしているからこそ、いつか自分が生けたお花の前で歌えたらと思って一歩踏み出しました。夢が叶った」と涙で声を震わせた。

 MCでは、三蔵法師が月の光を頼りにシルクロードを旅したことに触れ「綺麗なお月様の前で歌わせていただいて、しっかりやりなさいと背中を押されている気持ち」と感謝。月から届いた光は、唯一無二の道を示しているようだった。

 シャンソン歌手、ジャック・ブレルの「涙」など人気のナンバーを次々と披露。アンコールでは、シャンソンに魅了された20代の思い出の曲「ろくでなし」を参加した300人と一緒に合唱した。

 志穂美にとって9月17日は、同じ奈良の天川村にある天河大弁財天社で、長渕と挙式した大切な日でもあった。今後の目標を聞くと「ビルボードでのライブとか、やりたいことはたくさんあります」と笑顔。月にさらなる飛躍を誓っていた。(西村 綾乃)

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