斎藤健経産相 裏金事件と同じ空気感じた政治家の問題行動「覚えている。お前らふざけてる!と」

[ 2024年9月8日 18:39 ]

斎藤健経産相
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 自民党総裁選出馬を目指す斎藤健経産相(65)が8日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演し、政治不信に対する世間の空気感について思うところを語った。

 通産官僚を経て政界に進出。農水相、法相、経産相と3度の大臣経験があり、うち2度は失脚した前任者の代打だった。抜群の安定感が支持の理由だ。総裁選出馬への意欲を問われると「もう、やりますよ!」と力強く宣言。立候補には推薦人20人の確保が必要だが、見通しについては「やりますしか言えないです」と明言を避けた。

 総裁選には、小林鷹之前経済安保担当相(49)石破茂元幹事長(67)河野太郎デジタル相(61)林芳正官房長官(63)茂木敏充幹事長(68)小泉純一郎元環境相(43)の6人が既に出馬を表明した。他にも高市早苗経済安保相、加藤勝信元官房長官、上川陽子外相らが立候補の準備を進めている。

 出馬の理由は2つあり、腐敗した党の改革と経済対策。ともに「次の総理しかできないんですよ」と訴えた。

 斎藤氏は06年、衆院補選に出馬したが落選。09年に比例区で初当選した。当時を回想し、忘れられない出来事を明かした。「収入もなくなり、仕事もなくなり、将来の希望もなくなり、3年4カ月を過ごしてきて、最後の段階になって、覚えていらっしゃると思うけど、財務大臣の酔っ払いの記者会見とかいうのがありまして」。09年2月、中川昭一財務相がもうろうとした状態で会見を行ったことを指していると思われ、「その時の空気を覚えてるんですよ。“お前らふざけている!”という感じなんですよ」と、国民として憤りを覚えたことを明かした。

 今回の自民党派閥の裏金事件にも、当時と同じ空気を感じているという。「誰がどうこうは置いといてね。自民党ふざけてないか?という空気を、当時感じていたような空気を感じているんです」。その上で、「そこを乗り越えていくためには、今度の総裁選で“やっぱり自民党は変わってきたな。いい候補者いるじゃないか。もう1回、信頼を寄せてみるか”という総裁選ができるかどうかが、分かれ道だと思っている。今度の総裁選は大事だなと思いますね」と冷静に分析した。

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