黒柳徹子 戦後を思い出す名曲に思い「どんな歌詞でもいいから、戦争と関係ないのがいいよって」

[ 2024年8月11日 18:15 ]

黒柳徹子
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 女優の黒柳徹子(91)が、11日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋 『戦争』を忘れない~櫻井翔が聞く黒柳徹子の記憶~」(後1・55)に出演し、戦後を実感した音楽について語った。

 来年で戦後80年。戦争を知る人たちが年々、減ってきている中、かつて「徹子の部屋」に出演した戦争経験者の声をまとめ、特番として放送された。「嵐」櫻井翔(42)が黒柳に「その(黒柳の戦争の)記憶を重ねたい」と呼びかけたことで実現した。

 番組では、歌手の故・三波春夫さんが「徹子の部屋」に出演した際の戦争体験談をVTRで紹介した。旧満州へ渡った三波さんは、旧ソ連軍との交戦後、シベリアの強制収容所で4年間、抑留生活を送ったという。抑留生活の中、たまたま歌ったロシア語の歌を現地の人たちに褒められたことがきっかけで、帰国後は歌手を目指すことになったといきさつを語っていた。

 VTRを見た櫻井からは、「戦後間もない娯楽、映画とか音楽とかそういったものはどのように行われるようになっていましたか?」と質問が飛んだ。黒柳は「戦後すぐに、ラジオから歌が流れてきました。特に『リンゴの唄』というのがしょっちゅうラジオから流れてきて、私はあれを聴くと戦後を思い出しますね」と振り返った。

 戦時中は軍歌や、国威高揚を目的とした歌ばかりだった日本。黒柳は「リンゴの唄」の歌詞を読み上げて歌いながら、「何てことない歌詞なんだけど、それまでの戦争の時のひどいことに比べると、“どんな歌詞でもいいから、戦争と関係ないのがいいよ”って、みんな思っていましたね、その時」と話していた。

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