嵐・松本潤 13年ぶり舞台開幕「不思議なくらい全く緊張しませんでした」 長澤まさみ、永山瑛太と共演

[ 2024年7月13日 00:22 ]

舞台「正三角関係」の一場面(撮影・岡本隆史)

 嵐の松本潤、女優の長澤まさみ、俳優の永山瑛太が共演する舞台「正三角関係」が11日、東京都豊島区の東京芸術劇場で初日を迎えた。13年ぶりの舞台出演となる松本は「野田さんが書いた素晴らしい作品を、どこまで表現できるのか。あと79回しか演じられないので、とにかく1回1回を大事に、心を込めてやっていきたいと思います」と意気込んだ。

 野田秀樹氏が作・演出で、ロシアの文豪、ドストエフスキーが父と息子たちの愛憎を描いた小説「カラマーゾフの兄弟」をモチーフに、野田氏が新たに作り上げたオリジナル作品。東京公演後、福岡と大阪公演を行い、千秋楽としてロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場で10月31日~11月2日に上演する。

 【コメント全文】
 松本潤「念願のNODA・MAP作品、しかも13年ぶりの舞台の初日でしたが、今日は不思議なくらい全く緊張しませんでした。もともと本番はとても緊張するタイプではあるのですが、野田さんが一緒にいるからなんとかなるだろうという安心感がありましたし、今さら焦ったところでどうにもならない。ここまでみんなで積み重ねてきたことを精一杯出すしかない、という気持ちでした。野田さんが書いた素晴らしい作品を、どこまで表現できるのか。あと79回しか演じられないので、とにかく1回1回を大事に、心を込めてやっていきたいと思います」
長澤まさみ「初日にあまり緊張しないのは初めてだなと思っていたら、途中からすごく緊張してしまいました。とはいえ、みんなで息を合わせて作っていく舞台に、安心感をもって集中して挑めている感覚がありますし、何か起きてもみんなで補い合いながらやれるところも、野田さんの作品の魅力だなと感じています。毎日なかなか同じようにはいかないのですが、自分をコントロールして、芝居をすることをちゃんと楽しめるところまでいけたらなと思います。仲間と息を合わせながら、毎回新鮮な気持ちで2役を演じていきたいです」

 永山瑛太「舞台初日の空気感を久しぶりに味わって、NODA・MAP のお芝居に出られてよかったと改めて感じました。稽古で試行錯誤を重ねて、みんなで“これだ”と思えるところまで作ってきたのに、本番にはやっぱりイタズラ好きな演劇の小悪魔がいるものだなと実感した初日でもありました。今日はそのライブ感みたいなものも含めて、お客様に楽しんでいただけたのかなと思いたいですし、舞台は生もので毎日違うということを肝に銘じて、今後もなぞらず新鮮に、楽しく演じていきたいです。体調と一緒に精神面もうまく整えながら、ロンドンの大千穐楽を迎えられたらと思います」

 野田秀樹「シンプルなつもりが結構複雑な構造の芝居になっていることに稽古の途中で気が付いて、お客さんはどう反応するだろう?とドキドキしていたんですが、劇場に入ってからは構造がぐんぐんクリアになってきました。それはやっぱり、役者さんとスタッフさんの力。良い初日を迎えられて、みんなの力に本当に感謝しています。実際、横で見ていても、潤には頼もしさを感じましたし、瑛太もまさみちゃんも、通し稽古で言われたことをきっちり調整してきて、すごい役者だなと改めて思いました。お客さんからの笑い声も新鮮で嬉しかったですね。全部で 80 公演あるといっても、お客さんは毎回違う。明日からも、しっかり届けていかなければと思っています」

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