小学館が報告書「セクシー田中さん」芦原さん Hulu配信スピンオフドラマの脚本監修を辞退していた

[ 2024年6月3日 17:46 ]

小学館
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 小学館は3日、昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、調査結果を公表した。その中で、芦原さんがHulu配信用のスピンオフドラマ4話の脚本監修を辞退していたことが明らかになった。

 同社は公式サイト上に、PDF文書90枚の「特別調査委員会による調査報告書公表および映像化指針策定のお知らせ」とPDF文書1枚の「映像化指針」を掲載した。報告書には映像化までの経緯や芦原さんのこれまでの映像化された作品の詳細、本件の問題点などが記載されていた。

 本件ドラマ化の経過と題された項目では、脚本の修正のやりとりなどが詳細に報告された。その中で、芦原さんがHulu配信用のスピンオフドラマ4話の脚本も監修する予定だったが、辞退したことも明らかになった。

 第2話で尺不足(脚本不足)問題が発生し、新たなシーン(19Aシーン)が追加された。しかし、芦原さんが反対し、代案を提案した。これについて「代案を提案した芦原氏の希望が入れられず、確定したと思われたところに、再度、尺不足が発生し、芦原氏が19Aシーンの削除を求め、かつ追加用のシーンを3つも用意したのに1シーンを除いて採用されなかった。芦原氏は原作者の意向が無視されたことに憤り、Huluスピンオフドラマの監修をしたくないと言うまでになった。原作者としての想いを説明したにもかかわらず、理解しない脚本には強い不満を持ったと思われる」と報告した。

 その後のやりとりでも芦原さんの意向は反映されず、「日本テレビの対応を知り、社員Aに19A削除を日本テレビに交渉するように求め、Huluスピンオフドラマの脚本の監修をしないと伝えた」と監修辞退の意向を小学館社員に申し出たことも明記された。

 また、この尺不足問題を前に、脚本修正案とともに脚本家に向けた意見、メッセージ「修正について」が小学館社員を通じて日本テレビ側に送られていたことも判明。「芦原氏は、監修者として漫画とドラマは媒体が違うので、ドラマ用に上手にアレンジするのがベストであることは理解している。全てお任せして“ああなるほどそうくるのか!面白い!”と思える脚本が読めるなら、一番良いが、“ツッコミどころの多い辻褄の合わない改変”がされるなら、しっかり、原作通りの物を作ってほしい。脚本で100点を目指すのはもう無理だと思うので、演技や演出力で、なんとか80~90点に、引き上げて欲しい。ベストは無理だと判断したので、限りなく全力でベターを目指して欲しい。と一層の努力を求め、原作者として“作品の根底に流れる大切なテーマを汲み取れない様な、キャラを破綻させる様な、安易な改変”は、作家を傷つけることをしっかり自覚して欲しいと要請しつつ、役者スタッフ等多数人の労苦に感謝しており、“闇雲に原作を変えるな!と主張しているわけではなく、よりよいドラマになるように、自分を守るために、現段階でできるベストを尽くしているつもり”と結んで本件脚本家の理解を期待した」と芦原氏の思いを公開した。

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