乱一世「酒とタバコと女性をこよなく愛していた」 南美希子「ジェントルマン」 利根川裕さん悼む

[ 2024年2月6日 05:30 ]

乱一世(2008年撮影)
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 テレビ朝日の深夜の情報番組「トゥナイト」の司会で知られる作家の利根川裕(とねがわ・ゆたか)さんが1月29日午前3時33分、下肢閉塞性動脈硬化症のため東京都新宿区の病院で死去した。96歳。新潟県出身。葬儀は4日に家族で行った。喪主はTBSの元プロデューサーで長男の展(まこと)さん。

 「トゥナイト」でリポーターを務めた乱一世(73)が本紙の取材に、利根川さんの豪快な一面を明かした。当時、銀座のクラブに何度か連れていってもらったといい「まさに昭和の作家という感じで、酒とタバコと女性をこよなく愛していた」とその人柄を語った。

 妥協を許さない性格で、番組では評論家相手にも自らの考えを主張した。ある日の生放送では、映画評論家と激論を繰り広げた末に「これは僕の番組なんだ。帰ってくれ!」と言い放ったという。「この人は、自分を曲げない人なんだなと思った」と語った。その一方で、相手の意見にも理解を示し、「ケンカになった人とも番組が終われば、お酒を酌み交わすこともあった」と振り返った。


 ≪南美希子「ジェントルマンで優しかった」≫ 「トゥナイト」で共演したフリーアナウンサーの南美希子(67)は本紙の取材に「ジェントルマンで穏やかで優しかった」と振り返った。一緒に仕事をしたのは、前任のアシスタントだった西村知江子(71)が産休に入った85年10月ごろから半年ほど。あいさつした際に「素のままでやっていいよ」と助言を受けて力まず番組に臨めたという。「あからさまに性的な内容にも逃げたりせず、実にいい距離感で進行していました」と回想。番組を離れる時には「“また帰っておいで”とおっしゃっていただき感激しました」とし「にこやかな表情が忘れられない」と追悼した。

 ▼渡辺宜嗣氏(元テレビ朝日キャスター、番組でリポーター) 番組スタートの1980年から、5年間ご一緒させていただきました。おっちょこちょいで軽薄な私のリポートも、利根川さんに受けていただくと、品の良い内容になったことを思い出します。

 ▼青木愛氏(参院議員、番組でリポーター) 昨年お手紙を頂いて、お会いしたいと思っておりましたが、訃報に接し残念でなりません。いつも温かく支えていただきました。

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