玉川徹氏 宝塚の再調査、死亡の経緯調査はなし?に「終わったことにしたいということでは」

[ 2023年11月20日 13:37 ]

テレビ朝日
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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が20日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の女性劇団員(25)が急死した問題で、歌劇団側が年内にも第三者委員会を設置する方針であることについて言及した。

 再調査では、過密な公演日程や過度な指導などの実態を調査し、組織風土の改善を急ぐ。現在、急死した女性が所属していた宙組に加えて花、月、雪、星組と専科の全俳優約400人らへの聞き取りをしているが、下部組織に当たる宝塚音楽学校の生徒からも聞き取りを進める。一方で、遺族側代理人が求めている死亡の経緯やパワハラ、いじめについての再調査はしないとみられる。

 歌劇団はすでに14日に宝塚市内で会見、劇団が依頼した調査チームの報告書では、遺族側が訴えた上級生からのいじめやパワハラの存在を認めず、長時間労働を強いる環境があったと認めた。上級生からヘアアイロンでやけどをさせられたという遺族側の主張については、劇団診療所から「ヘアアイロンのやけどはよくあること」などと報告を受け、やけどをさせられたという客観的証拠もないため「事実であるかを判断することは困難」とした。「うそつき野郎」「やる気がない」などの暴言があったとされることにも「全て伝聞情報」としてパワハラの存在を否定した。

 遺族側がヘアアイロンの件で再検証を求めていることを問われた際、新理事長に就任予定の村上浩爾取締役(56)は「証拠となるものをお見せいただくようにお願いしたい」と答えた。ヒアリングは宙組生、OG、役員らに実施。66人いる宙組生のうち、4人は聞き取りを辞退。その理由は「差し控える」とした。兵庫県警は、女性が自殺した可能性が高いとみて捜査している。

 一方、遺族側は劇団側のこの調査結果について反論会見を開き、再検証を求めていた。遺族の代理人弁護士は「失当(不当)であり、劇団と上級生の責任を否定する方向に誘導している」と断罪し、中でも、女性が上級生からへアアイロンを額に当てられやけどした問題について強く反論。ヒアリングに応じた女性の母親は、やけど当日の女性の額を「3センチも皮膚がめくれあがっている状態」と証言した。

 番組では、劇団幹部が「(団員の死亡に経緯に関する)調査は終わったと考えている」と話している報道があるとし、これについて、玉川氏は「(14日の会見の)調査報告書を番組で取り上げましたけど、それにはエクスキューズが付いていて、いわゆる資料の収集には限界があって、新たな証拠などによって事実を訂正する可能性があるって前段で打っているんですよね。そういう調査なんですよ。それをもって、終わったと考えているというのは、むしろ終わったことにしたいということなんじゃないのかなと思う」と指摘。

 「遺族の方々は再調査を求めている。命が失われているわけで、それが宝塚にかかわっていることは間違いないわけですから。それは労働時間だけの問題なのか、ほかの問題があるか、不十分だということが多くの識者から指摘されているし、私もそう思う。そういう時に終わったことにしたいということはどうなのか」と話した。そして、「宝塚、宝塚って言うんですけど、阪急電鉄の一部門なんですよね。そうすると、この阪急って関西の電鉄グループの中でブランド価値が1番高いんですよ。その阪急がこういうことをやってるっていうのは、阪急ってそういう会社なんだって感じになりかねないんじゃないですかね、むしろ」と自身の考えを述べた。

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