藤島ジュリー景子前社長、衝撃の“レター” 「ジャニーはメリーからお小遣い」「叩きつぶすことをする」

[ 2023年10月3日 04:10 ]

ジャニーズ会見

<ジャニーズ事務所会見>藤島ジュリー景子氏の手紙を読む井ノ原快彦(右は東山紀之)(撮影・会津 智海)
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 ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子前社長は会見を欠席し、現在の考えを記した“レター”を井ノ原が代読。事務所を廃業する方針を発表した。

 ジュリー氏は母の藤島メリー泰子氏から4年前に事務所を相続。以前はジャニー氏とメリー氏が権力を握っていたとし「ジャニーはメリーからお小遣いをもらうという形でした」と知られざる内情を明かした。さらにジュリー氏は事務所の改革などを試みて2人を怒らせ、取締役ながら約10年間一度も事務所のオフィスに行っていない事実も明かした。

 いびつな親族関係も告白。ジャニー氏とは深い話をする関係になかったとした。性加害について認定した2004年の最高裁判決後にはメリー氏から「負けたのは弁護士のせい」と説明されたと告白。受け入れた理由は、ジャニー氏が「天才的に魅力的であり皆が洗脳されていたのかもしれません」とした。

 メリー氏については「従順な時はとても優しい」としつつ「少しでも違う意見を言うと気が狂ったように怒り、叩きつぶすようなことを平気でする」と厳しく表現。続けて「20代の時から、私は時々過呼吸になり倒れてしまうようになりました」とし、パニック障害であると告白。発作を防ぐためにはメリー氏から逃げるしかないと医師に言われ、立ち上げた会社で長年働いていたと明かした。

 この日の欠席も、過呼吸とならずに壇上で話す自信がなかったと説明。ただ一部では「直接説明が欲しかった」との声も上がった。
 ジュリー氏は100%株式を保有。事務所は救済を最後まで行った上で会社を廃業とする。ジャニー氏について「痕跡をこの世から一切なくしたい」とし、タレントや社員について「新しい道に思いっきり羽ばたき、皆が幸せになれるよう、それを後押しできるような形になるよう、精いっぱい頑張っていきたい」と覚悟を示した。

 実の母や叔父の負の側面を赤裸々につづる驚きの手紙。それでも実情を公にすることで、ジャニー氏とメリー氏断ちを印象づけた。

 さらに代表権を返上し「事業承継税制」の活用をやめると宣言。非上場会社の株式等に関する贈与税・相続税について一定要件を満たした場合に納税を猶予・免除される制度。ジュリー氏は推計860億円の相続税を納めるべきと一部で報じられていた。制度の活用に問題はないとみられるが、巨額の金を捨ててでも批判に誠実に向き合う態度を示した。

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