「VIVANT」伏線　松坂桃李の登場で濃厚になった“ある説”　「気付いた人スゴ…」「これ正解じゃん」

[ 2023年8月8日 10:05 ]

　俳優の堺雅人（49）が主演を務める今夏最大の話題作、TBS日曜劇場「VIVANT（ヴィヴァン）」（日曜後9・00）は、6日に第4話が放送された。第4話では、これまでメーンビジュアルに起用されながらも出番がなかった松坂桃李（34）がようやく初登場。松坂の登場によって、ネットの一部で騒がれている“ある説”が真実味を増し、話題となっている。

　主要キャラクターとしてメーンビジュアルにも起用されながらも、ここまで洗濯用洗剤「花王　アタックZERO」CMで見かけるだけだった松坂。第3話直前に「今週は果たして僕は出るのでしょうか？」と“自虐的”に投稿し、視聴者の間で“予想合戦”となるなど、出演を今か今かと待ち望んでいた。

　＜以下ネタバレ有り＞

　主人公・乃木憂助が務める丸菱商事で起きた、1億ドル（日本円で140億円）の誤送金から始まる壮大なストーリー。乃木は、大金を取り戻すべく向かったバルカ共和国で、謎の組織・人物である「VIVANT」と間違われていた。

　無実の爆発犯とみなされ地元警察に追われる立場となったが、公安の刑事・野崎（阿部寛）らの協力により、世界医療機構・医師の柚木薫（二階堂ふみ）とともに、第3話で命からがら無事に日本に帰国。誤送金した140億円は、乃木が社内の誰かから罪をなすりつけられたものだといい、野崎は謎のテロ組織「テント」か、または「VIVANT」の正体と仮付けされている自衛隊の影の諜報部隊「別班」のメンバーではないかと推測。公安のサイバー対策課の“ホワイトハッカー”東条翔太（濱田岳）の力を借りて、乃木を犯人に仕立て上げるために動いた人物が、社内の財務部・太田梨歩（飯沼愛）と判明した。

　第4話では、入社2年目の太田の正体が、実は超一流ハッカー「blue@walker」だと判明。だが、この誤送金事件は、太田が何者かの指示で動かされていたものだった。

　太田に指示を出していたのは、何と、乃木が「唯一信頼できる社内の人間」と話していた丸菱商事の同期・山本巧（迫田孝也）だった。山本は実は、テロ組織「テント」のモニターだったのだ。

　この事実だけでも衝撃的だが、初登場した松坂桃李が「別班」の一員・黒須駿役と判明し、さらに黒須は乃木を「先輩」と呼んだことから、乃木が実は「別班」のメンバーだと判明。登場人物たちの“第2の顔”が続々と明かされ、視聴者からは「凄すぎて追い付かない」「衝撃すぎてしばらく放心状態だった」「乃木にはしてやられたわ、お前VIVANTじゃん」「まさか、乃木さんがベッパンだったなんて」「絶対誰も予想出来なかった展開」と、さまざまな声が上がった。

　これまで、番組公式X（旧ツイッター）が「VIVANTのキーパーソンの役を演じる#松坂桃李さん！」と紹介した以外、情報がほとんどなかった松坂。第4話で「別班」の一員で、同じ「別班」乃木の後輩だということが判明した。「キーパーソン」の冠通り、今後どのように物語に関わってくるのか、注目が集まる。

　謎の多い「VIVANT」は、放送毎にネットの“考察班”が盛り上がっている。そんな中、今回の松坂の初登場で、“ある説”が有力となった。

　それは、「番組のメーンビジュアルが役柄をほのめかしている」というもの。メーンビジュアルでは、左から松坂桃李、二階堂ふみ、堺雅人、阿部寛、役所広司が並んでいる。キャストにかぶさるように、「VIVANT」の文字が並んでいるが、この文字が「それぞれの役を表しているのではないか」と話題となった。

　松坂にかかっている「V」は「VIVANT＝別班」。二階堂ふみにかかっている「I」は「医者」の頭文字。堺雅人には「別班のV」「A」がかかり、阿部寛には「N」で「日本警察」の頭文字…となると、第1話のラストに登場して以降、謎に包まれている役所広司の「T」は、テロ組織「テント」の頭文字、とも読み取れる。

　堺雅人には「V（別班）」のほかに「A」もかかっているため、二つの顔があると推測される。この「A」については「暗殺者？」「堺雅人はVとAが半々で重なってるから別班とは別に二重スパイ」「阿部寛の方にかかって（AN＝公安）では」「A→アベンジャー＝復讐者」「A(Another：別人格)」と、さまざまな考察が上がった。

　また、中には「V＝別班、I＝医師、V＝別班、A＝阿部寛、N＝二宮和也、T＝父さん」「VA→倍返しだ」と、ユーモアたっぷりの考察も見られた。

　この説を目にした視聴者は「気付いた人、凄っ」「よく気付いたなあ」「もうこれ正解でいいのでは」と、称賛する声が多く寄せられた。