松山ケンイチ 「どうする家康」で11年ぶり大河 「遊びに来ているような感覚」
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【牧 元一の孤人焦点】NHK大河ドラマ「どうする家康」で、徳川家康(松本潤)の天下取りを支えることになる本多正信役の俳優・松山ケンイチ(38)がインタビューに応じ、11年ぶりの大河出演の思いなどを語った。
──2012年の「平清盛」主演以来の大河の現場でどのように過ごしていますか?
「きょう(取材時)は『どうする家康』の第37回の収録をしていますが、『平清盛』の第37回くらいの時には既にいっぱいいっぱいになっていました。あの頃は自分の持っているものを全て出してもまだ足りないという感じでずっと現場で作品と向き合っていました。今回は主演ではないということももちろんありますが、正信のキャラクター設定が面白いので、遊びに来ているような感覚があります」
──それは11年という時の流れを経て役者として成長したからこその感覚ですか?
「それもあると思います。当時は26歳、27歳だったのが今は38歳になって、俳優を続けていく上での考え方、アプローチの仕方が大きく変わりました。今回は楽にやれていると感じています。『平清盛』の時は東日本大震災(2011年)があって、そのニュースばかり流れる中で自分たち俳優がどうすればみなさんの心を動かすことができるのだろうと考えさせられた時期だったので、必要以上に力んでしまったり悩んでしまったりするところがありました。その経験を経て今があると思います。今回、大河に参加させていただいて、いろんな発見や気づきがあります。こんなに楽しいものなんだな、と感じています。演出の方々やスタッフのみなさん、松本潤さんらキャストのみなさんと楽しく遊んでいけたら、と思います」
──楽しく遊ぶという感覚は芝居に好影響を与えるものですか?
「それは見ていただいている方々が判断することだと思います。自分ではそれがいいのか悪いのかは分かりません。ただ、一生懸命にやって集中して、ある一点を目指してしまうと、ほかの部分が見えなくなるということがあります。その見えなくなった部分は、視聴者のみなさんには見えているということもあると思うんです。それはもったいないと思うので、いろんなところが見えるようにしたいと思ってやっています」
──本多正信をどのような人物と捉えていますか?
「基本的には、生き延びるということをとても大事にしている人だと思います。戦国の時代は何かあったらすぐに殺されてしまいます。妻子も守らなくちゃいけません。どこにいて誰に従って生きていくのかということが大事です。徳川の領地にまた入り込んでいくのは正信の生存本能の表れだと思います。家康に心酔しているわけじゃありません。また謀反を起こすような状況に家康がならないようにするためのブレーキの役目、監視の役目が正信にはあると思います。そうした行動の中で権力を持ち、側近になっていきます」
──どのように演じていますか?
「他の武将たちとは違うアプローチの仕方、接し方を考えています。カメラには、その人物のたたずまいが映ります。例えば、みんなが座っている中で正信はどこにどうやって座るのか…。他とは違う空気作りを現場で演出家の方と一緒に見つけて行っているという感じです」
──7月30日放送の第29回で正信が久しぶりに登場しましたが、現場でどんな印象を受けましたか?
「僕の収録は5カ月空いたのですが、家康が全く違う雰囲気になっていました。この間に瀬名、信康の死があり、本能寺の変もありました。家康はいろんなことを経て、例えるなら棒がナイフになった感じがします」
──第29回で家康を討ち取ろうとする百地丹波(嶋田久作)に正信が言葉を掛けるシーンをどのように解釈して演じましたか?
「絶対に家康を助けようとしているようにはしない方がいいと思いました。家康はそこで死ぬかもしれないし、生き延びるかもしれない。正信は助けようともしていないし、殺そうともしていない。家康を試している。結果的に家康の立ち振る舞いが正解だった。あれは家康に圧をかけて本性を出させるための正信の演技だったと思います」
──各シーンにご自身のアイデアが生かされることはありますか?
「放送されるかどうかは分かりませんが、毎回いろいろやっています。第29回で、牢に閉じ込められた人たちを正信が次々に叩いていくシーンがありました。あれは台本に書かれていない動きです。最後に服部半蔵(山田孝之)にはかわされますが、事前に山田さんと話し合っていないので、山田さんの自然な反応です。こいつ遊んでるな…と思うようなところはだいたい僕が考えて、スタッフのみなさんと話し合って出来上がったものです」
◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。
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