藤間爽子 「藤間紫」として創作舞踊公演に主演 「全て好きなこと」
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【牧 元一の孤人焦点】日本舞踊家の藤間紫(28)が6月3日から5日まで東京・国立劇場小劇場で上演される未来座「舞姫」(構成、演出・西川扇与一氏)に主演する。藤間は本名の「藤間爽子」で役者として活動しており、最近はNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」やフジテレビのドラマ「silent」などに出演。今秋放送予定の連続テレビ小説「ブギウギ」ではヒロインの親友役を演じる。舞踊と役者業を両立させる思いを聞いた。
──「舞姫」主演に至った経緯を教えてください。
「未来座は日本舞踊の創作舞踊公演を続けています。今回が6回目で、私は2017年の1回目、19年の3回目に出演していて、3回目の脚本・演出だった扇与一先生から『マイ(主人公)をやってほしい』という熱い思いをいただきました。国立劇場の建て替え前の公演でもあるので、ぜひ出たいと思いました」
──どんな公演になるのでしょうか?
「オムニバス形式で、時代をリードしてきた舞姫にフォーカスを当て、女性の踊りを見せていく公演です。私が演じるマイは現代の人で、観客と同じ目線で場面と場面をつなぎ、未来へとつなげていくストーリーテラー的な存在です。扇与一先生は『日本舞踊は女性が輝いてこそあるもの』とおっしゃっていて、女性の格好良さや美しさが前面に出て、ひとつひとつの場面が面白く幻想的に描かれると思います。みんなが踊るエネルギーを劇場で感じていただけるとうれしいです」
──藤間さんは何歳から日本舞踊を続けて来たのですか?
「6歳からです。日本舞踊の家に生まれましたが、それほど厳しくなくて、楽しめる余裕がありました。みなさんの子供の頃の習い事と同じだと思います。舞台に出て、終わった後に楽屋や劇場裏でみんなから『良かったよ』と言ってもらうのは格好いいことだと思っていましたし、プレゼントをもらえることも楽しみでした。ほめられたから続けられたのだと思います」
──2021年に「三代目藤間紫」を襲名した時はどんな心境でしたか?
「小さい頃からなんとなく言われていたことでしたが、いざ継ぐとなるとドキドキしちゃって、私なんかが…と思って苦しい時期もありました。襲名してからの方がプレッシャーは少ないです。それはたぶん、女優を始めたおかげだと思います。いろんな現場を踏んで少し心が開放的になりました。ほかの世界に行って自分というものを見つめ直せたことが良かったのだと思います」
──俳優業はどのようなきっかけで始めたのですか?
「学芸会で率先して主役をやりたいというタイプで、そういうことが割と好きな性格でした。ずっとやりたいと思っていて、なかなかやる勇気がなかったのですが、みなさんが就職活動をされる年齢の頃、自分が何をやりたいのかを考える中で、チャレンジするのなら今かなと思ってオーディションを受けまくったのが始まりです。初めて受かったのは『阿佐ヶ谷スパイダース』(劇団)でしたが、受けて落ちながらも違うところで呼ばれるということが多くて、『ひよっこ』(2017年のNHK連続テレビ小説)も初舞台の『半身』(18年)もそうでした」
──いずれも本名で挑んだことですね?
「藤間紫という名前は大きくて、それに自分がすがるのは嫌でした。藤間爽子という名前のうちにいろんなことにチャレンジするしかない、襲名するまでにあまり時間がないと思っていました」
──次の朝ドラ「ブギウギ」も藤間爽子として出演しますね?
「これもオーディションでした。まだ内容は詳しくお話できませんが、先日、収録に参加しました」
──日本舞踊と俳優業の両立はいかがですか?
「日本舞踊、舞台、映像は違います。私は舞台の方が先だったので、映像に関しては自分の中でしっくりこない時間が長くて、今でも映像に出るとなると緊張します。映像はちょっとした目線の動きや瞬きで変わってしまう。よりナチュラルじゃないといけない。でも、それは舞台では通用しなかったりもする。大変というより、全て好きなことなので、好きなことをやらせていただいている環境に感謝するしかありません」
──両立の良い面は何ですか?
「いろんな人に出会えるのが自分にとって刺激的です。いろんな価値観の人がいて、いろんな物事の捉え方がある。いろんな役者のあり方を間近で見られる。先輩、同年代の人たちから刺激を受けて、自分の未熟さも感じる。それが楽しいです」
──さまざまな作品に出演する中で影響を受けた人はいますか?
「3月に野村萬斎さんの構成・演出の舞台『ハムレット』に出演させていただきました。狂言のお家に生まれた萬斎さんは自分がなぜ狂言をやらなくてはいけないのか悩んでいた時に留学に行って狂言を客観的に見られるようになったとおっしゃっていました。狂言をされながら、いろんなことに挑戦している姿が素敵だなと思います」
──日本舞踊家としての目標は何でしょうか?
「見ていただく方を増やさないといけないし、やる人も増やさないといけないと思います。いろいろな人が日本舞踊を身近に感じられる場所ができたらいいなと思っています」
──役者としての夢は何ですか?
「祖母(初代藤間紫)がそうだったように舞踊家だからできる女優のお仕事がしたいです。『ハムレット』の時に『日本舞踊で生かせること、やりたいことをやってみて』という課題をいただいて、自分なりに動き考えました。そういうことをまたやりたいと思います。私の強みを生かせるお仕事があるとうれしいです」
藤間によると、四代目花柳壽輔はかねて「日本舞踊界にはスターが必要」と話していたという。朝ドラやヒットドラマで活躍する藤間はスター候補の1人だろう。今回の創作舞踊公演も、彼女が出るならば足を運んでみようと思う人がいるに違いない。日本舞踊家としての目標への着実な歩み感じる。
◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。
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