高井美紀さん死去 MBSアナウンサー 55歳 「皇室アルバム」でナレーション担当

[ 2023年2月3日 05:09 ]

MBS・高井美紀アナウンサー
Photo By スポニチ

 大阪・毎日放送(MBS)のアナウンサー、高井美紀(たかい・みき)さんが1月25日に死去した。55歳。神戸市出身。葬儀・告別式は近親者のみで済ませた。同局が2日、発表した。死因は明らかにしていない。

 同局広報部は「社員の訃報は通常発表しませんが(高井さんが)多くの番組に出演しているため、視聴者の方々に伝えるために今回は公表しました」と説明。高井さんは先月中旬、新型コロナウイルスに感染したが死因とは関係がなく、同局関係者は「まだ55歳。突然の死に多くのスタッフが驚いています」と、現実を受け入れられない様子で話した。

 高井さんは神戸女学院大卒で90年入社。上品で落ち着いた語り口、硬軟自在の対応力で抜群の信頼を誇り、関西ローカルの「ちちんぷいぷい」など情報番組、バラエティー番組で活躍。全国ネットで放送されていた「知っとこ!」には03年から12年まで出演した。

 59年から放送され民放最古のレギュラー番組とされるTBS系の情報番組「皇室アルバム」のナレーションを15年から担当していた。関西ローカルの番組では「ザ・リーダー」「住人十色」「医のココロ」なども任されていた。同局によると、高井さんが参加し収録を済ませている4日の「住人十色」はテロップを入れて放送する。その他の番組の後任などは決まっていない。

 プライベートでは医師と結婚し、00年に長女を出産。95年に発生した阪神大震災では神戸市東灘区の自宅が全壊する被害に遭っていた。

 高井 美紀(たかい・みき)1967年(昭42)12月28日生まれ、神戸市出身。父親の仕事の関係で幼少期はポルトガル、オランダで過ごした。97年、週刊誌に掲載された「東西美人アナ102人」で関西2位。05年、37歳の時に阪神のリーグ優勝祝勝会を取材。「ビールかけに参加した最年長女子アナ」とも言われる。

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月3日のニュース