谷原章介　卒業式マスク、政府に“注文”「大事なのは方針をきちんと示すこと…卒業式までに」

谷原章介
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　俳優の谷原章介（50）が3日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。新型コロナウイルス対策のマスク着用を巡り、今春の卒業式での扱いに注目が集まる中、永岡桂子文部科学相が2日の衆院予算委員会で家庭の判断で外しての参加が可能と答弁したが、その後、「現時点では決めていない。速やかに検討する」と軌道修正したことに言及した。

　政府は「5類」移行を契機に着用の判断を個人に委ねることにしており、文科省は学校現場での着用の在り方に関して検討を急ぐ。永岡文科相は2日午前の予算委で、卒業式でのマスク着用について問われ「マスクを外すと家庭で決めた人は外しての参加になろうかと思う」との認識を表明。しかし、同日午後に報道陣の取材に応じ、政府として卒業式での扱いについては決定していないことを強調した。

　谷原は「中学校も高校も今回の今年の卒業生というのは3年間、ずっとコロナに振り回された子たちで基本、学校ではマスクをつけた状態で同級生たちと会話なりコミュニケーションを普段している」と指摘。「やっぱり5月8日以降、順次2類から5類にっていう方針は示されましたけれども、その時もたしか総理は同じように個人、マスクするかしないか個人の判断に委ねるみたいな発言があったと僕記憶してるんですね」と言い、「今回また永岡さんが同じような発言をされて、これを取り消されたような形ではありますけれども、僕が思うのは判断を各家庭とか学校の現場に委ねるんではなくて、大事なことは方針をきちんと示すことだと思うんですよ」とした。

　そして「きちんと政府としての方針、今現時点では事実ではないということですから、これからその事実を卒業式までにきちんと判断、示していただいた方針、お示しいただきたいと思います」と自身の考えを話した。