桐谷健太に起こった“奇跡” 「俺の芝居見てください」と懇願、事務所社長が取ったまさかの行動

[ 2021年8月28日 18:59 ]

俳優の桐谷健太
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 歌手で俳優の桐谷健太(41)が、28日放送のカンテレ「おかべろ」(土曜後2・28)に出演し、役者として花開いた「奇跡」の過去を明かした。

 役者を目指して上京したものの、当時は関係者から酷評されたりして「真っ暗闇」だったという桐谷だが、転機については「今の事務所に救ってもらったところ」と明言した。養成所で芝居のけいこを積んでいたある日、教師から「会いたがっている事務所の社長がいる」と紹介されたが、当日会った際に桐谷は「今の俺は誰がやっても売れません。お断りします」と、一時は誘いを断った。その女性の社長からは「あなた生意気ね。でも面白いわね。頑張りなさい」と声を掛けられた。

 ところが翌日、教師に報告すると叱責され、再び社長と会うことに。「本人が決めたことだから」と社長が話す言葉を聞き、桐谷は「こうやって、チャンスを逃していくんやろな」とあきらめかけていた矢先、社長から「きょうの気分はどうなの?」と、ふいに尋ねられたという。間髪入れず、桐谷は「昨日の俺はどうかしてました。1回だけ俺の芝居を見てください」と懇願。後日、練習風景を見た社長が、親指を立てて「OK」サインを出してくれて事務所入りが決まった。

 ところが「これには続きがありまして」と桐谷が明かす。事務所には同い年の男性俳優がいたが、色々な事情から決まっていた出演ドラマをキャンセル。代役の返答期限が、実は桐谷が社長に芝居を見せたその日だったという。「社長は、俺の芝居を見る前に、実は入れてくれていた」と、白羽の矢を立てていたことが後日分かった。これにはMCのナインティナイン・岡村隆史(51)も「うっそ~」とビックリ。今では様々なドラマや舞台で大活躍の桐谷だが、「奇跡」とも言える出会いがきっかけだった。

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2021年8月28日のニュース