二木芳人教授 コロナ感染拡大に「しっかり検証し客観的な評価なもとで効果的な対策を打つべき」

[ 2020年11月19日 11:55 ]

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

 昭和大の二木芳人客員教授(感染症学)が19日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。国内で18日に新たに2203人の新型コロナウイルス感染者が確認され、過去最多を更新したことについてコメントした。

 1日の感染者が2000人を超えたのは初めてで、これまで最多だった14日の1735人を大きく上回った。東京493人、神奈川226人、埼玉126人、静岡87人、長野30人と、いずれも最多を更新し、全国的に感染拡大に歯止めがかからない状況になっている。

 二木氏は、対策について「ここでも何度か使わせていただいた言葉ですが、基本はハンマー&ダンス。立ち上がってきた時に大きなハンマーを打たなくて済むように早め早めに手を打っていくこと」と言い、「どういう手を打っていけばいいのかってことは、第1波、第2波の時に、緊急事態宣言を出すなどいろいろなことをした。この1つ1つの検証ができていない」と指摘。

 そして「1つ1つの項目について経済的なダメージはこれだけ、感染防止の効果はこれだけ、だから差し引きでこれは弱めの対策になる、これは強めは強めの対策になると、そういうものを準備しておいて順次打っていく。しっかり検証し客観的な評価なもとで効果的な対策を打つべき」と自身の考えを述べた。

続きを表示

2020年11月19日のニュース